クイーンの結成40周年を記念し、ロンドンで展覧会『クイーン展』開催

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ロンドンのイースト・エンドにて、2月25日より展覧会『クイーン展』が開催される。この『クイーン展』には<Stormtroopers In Stilettos>というタイトルが付いている。そう、『シアー・ハート・アタック』収録の「シー・メイクス・ミー」の副題だ。

この『クイーン展』はクイーン結成40周年と初期の5枚のアルバムを祝う展覧会として。ロンドンの中心部であるイースト・エンドのブリック・レーンにあるオールド・トゥルーマン・ブルワリーの巨大な倉庫スペースで行なわれるもの。クイーン初の本格的展覧会となるもので、開催期間は2月25日~3月12日。この開催日程は、クイーンの40周年の日にあたる3月1日をカバーするように選ばれたものだ。ロンドンは最初の開催地となり、その後世界各国の大都市を巡回するという。

「ダーリンここにおいでよ、オレたちは歴史上もっとも、ばかげたバンドさ。」──フレディ・マーキュリー

この展覧会は、最新の360度、3D技術をもって、バンド所有の未発表写真などがインタラクティヴ・に体験できるものらしい。まずバンドの結成をテーマにした展示室からスタート、そこでは昼間はケンジントン・マーケット(当時はショーディッチという名)でフレディ・マーキュリーとロジャー・テイラーが働き、夜にフレディの寝室で作品を書いていた頃の様子が伺えるようだ。その後15万人の観衆を集めた1976年ロンドンのハイド・パークでの伝説的なライヴに遭遇する。

展示されている特筆すべきものの中には、フレディのバレエ・シューズも含まれているという。クイーンとセックス・ピストルズが、1976年に同じスタジオでレコーディングを行なったとき、予期せぬ遭遇によってフレディはばったり会ったシド・ヴィシャスに「フレッド、買えるだけのバレエ・シューズを買ったらしいな」と揶揄され、フレディは「そうだよ、ミスター凶暴、自分のベストを尽くすためにね」と答えたという。その伝説的なバレエ・シューズだ。

ジョン・ピール・セッションズに捧げられた部屋では、ブライアン・メイの象徴であるザンドラ・ローズのデザインによる羽のついたジャケット、ロジャー・テイラーのドラム・キットが展示、またこの時代を代表する写真家ミック・ロックに捧げられた部屋のシネマ・スペースでは、数々のフィルムに収められた作品、世界各国でリリースされたアルバムのアート・ワークの世界が体感できる。

『クイーン展』は、結成40周年を記念する2011年のスタートを切るイベントだが、この展覧会に続き、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーのインタビュー、サプライズやリリース情報を含むBBCのドキュメンタリー番組が放映されるという。ハリウッドでは、サシャ・バロン・コーエンがフレディ・マーキュリーを演じるクイーンの映画制作がスタートする。

『クイーン展』<Stormtroopers In Stilettos>
@ブリック・レーン・オールド・トゥルーマン・ブルワリー
開場時間 AM11:00~PM8:00
入場無料

◆洋楽チャンネル
◆レジェンド&クラシック・ロック・チャンネル

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