GLAY、60歳になってもみんなとつながっていたい

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GLAYが2010年6月から全国37公演で25万人を動員したツアーを、さいたまスーパーアリーナで打ち上げた。ステージでは「誘惑」などのヒット曲のほか、2010年10月に3年ヵ月ぶりに発売したアルバム『GLAY』に収録した「Precious」など3時間で24曲を熱唱。ボーカルのTERUは大盛り上がりの会場を見つめ「本気で愛してくれるみんながいるから、GLAYは生きて行かれる。愛してるぜ」と感謝していた。

◆GLAY画像

1曲目の「シキナ」から総立ちになったフロアはTERUの「今日はとことん暴れていくぞ」の声にあおられ大揺れに。6曲目の「口唇」では歌い出しから絶叫のような声が沸き起こっていた。TERUは客らの熱気で白くなった客席に「6曲しかやっていなけど、みんなの思いがビシバシ伝わります。本当にGLAYが好きなんだね。みんなが素直に愛を表現してくれるから、僕らも素直に愛を返すことができる」と愛おしそうに呼びかけていた。

客の熱に突き動かされるように加速したステージは、互いの熱がぶつかり合うような激しい時間に。ベースのJIROは「最高のステージだった。また20周年に向かっていけると実感できました」と感慨深げ。ギターのHISASHIは「2月2日に39歳になりました。39初めてのライブが今日と昨日。STG(下手ギター)39として、この場所を守っていきたい」と気合いを入れた。

TAKUROは「KTG(上手ギター)のTAKUROです。30代最後のライブ。悩みもあったけど、ツアーを経て自分の(この先の)10年を信頼できるような思いをもらった」。TERUは「GLAYの絆がどんどん深くなった」と長いツアーで再確認した思いを吐露。「オレたちの大先輩氷室(京介)さんが(いま)50歳で50本のツアーを演っている。その姿を見てオレたちも50歳までライブを演りたいと思った。できたら60歳になってもGLAYの音楽でみんなとつながっていたい」と決意を新たにしていた。

2011年7月30、31日には幕張メッセでファンクラブ向けのライブを開催。年内にビッグイベント<EXPO>の実現も企画中という。

取材・文:西村綾乃

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