ロジャー・テイラー、ゲイリー・ムーアへ追悼

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ロジャー・テイラーから急逝したゲイリー・ムーアへの追悼文が、クイーンのオフィシャルサイトに公開された。

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妻が教えてくれたんだ。無念だ。フィル・ライノットのときは悲劇だった、そしてゲイリーの場合、まだまだ先があったと思うんだ。

ゲイリーがシン・リジィのメンバーとしてクイーンとツアーをした時の楽しい思い出がたくさんあるよ。いつも笑っていて、いつも陽気で…それにしても亡くなるには若すぎるよね。彼は最近シン・リジィと一緒にプレイしていたけど、とてもフィットしていたね。目にも止まらぬ速弾きで、彼の特徴はスタッカートだった。ジャズの雰囲気もあった。ブライアン・メイとはまったく違うよ。彼はもっと感覚的なプレイヤーだ。でもミュージシャンとは、他のミュージシャンからいつも何かを感じとるものだ。ブライアンはゲイリーのプレイをとても楽しんでいた。

何年も経って、ゲイリーとクラブで偶然会ったんだ、彼はその場でも偉大だった。記憶している限り、彼は飲むのが好きだったんだ、もっともあの頃はみんなそうだったんだけど。とても悲しい出来事だけど、でも彼の音楽は生き続けると思うよ。もはや、真の芸術家はいないよ。いいバンドはいくつもある、でも強い姿勢は感じられるものは、今居ないよ。あの頃、彼がいかに偉大だったかということだけど、たくさんの芸術家がいるが、彼は正にその一人なんだ、彼は、スター・プレイヤーだったんだよ。

ロジャー・テイラー

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オーディエンスはもとより、世界中のアーティスト/プレイヤーから多くのリスペクトを受け、多大な影響を与え続けたワンアンドオンリーのギタリスト、ゲイリー・ムーア。悲しみの涙は未だ溢れているけれど、でも今頃彼は再会を喜び、コージー・パウエルとフィル・ライノットのリズム隊とジャムでも始めたことだろう。もしかしたら、そこにロニー・ジェイムズ・ディオがセッションに加わっているかもしれない。

ゲイリーよ、永遠なれ。

◆クイーン・オフィシャルサイト
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