第53回グラミー賞にて最優秀新人賞を受賞した女性ジャズ・ベーシスト/ヴォーカリストのエスペランサから、受賞コメントが到着した。

「ノミネートされたことでさえ張り裂けそうだった。ここに参加できてうれしい。音楽を作ることをとても愛しています」──エスペランサ

グラミー賞での新人賞ノミネート自体、ジャズとしてはノラ・ジョーンズ以来となるものであったが、2月16~19日ブルーノート東京での来日公演を目前に控え、嬉しい受賞となった。

「ウッド・ベース超絶技巧」が衝撃のインパクトを与え、2008年デビューより快進撃を続けるエスペランサは、1984年オレゴン州ポートランド生まれのジャズ系ベーシスト&シンガー&作曲家だ。名門バークリー音楽院卒業、最年少講師でもある。それまで最年少記録を保持していたパット・メセニーの記録を彼女が塗り替えたのだ。

パティ・オースティン、パット・メセニー等のツアー、レコーディングにも参加し、スタンリー・クラーク、リチャード・ボナとも共演。満を辞して2008年8月にHEADS UPよりデビュー。デビュー作において、ビルボード・コンテンポラリー・ジャズ・チャートに70週以上もランクインし続ける快挙を見せ付けた。

音楽のみならずそのキュートなビジュアルから、ファッションブランド「バナナリバブリック」の広告塔としても活躍。ホワイトハウスでのパフォーマンスや、オバマ大統領の直々の招待で、ノルウェーのオスロで開催されたノーベル賞授賞式とノーベル平和賞コンサートでのパフォーマンスも行なった。

小柄で可愛らしい容姿、大きなアフロ・ヘアに大きなウッド・ベースを弾きながら歌う姿が斬新で、その上で超一流のベース・テクニックと、透明感のあるボーカル、そして柔らかく舞うようなスキャットが彼女の魅力を桁違いのものにしている。明るく陽気なキャラクターとベース・プレイヤー/シンガー・ソングライターとしてのこの実力は、未来のJAZZ界を背負っていく逸材であることに間違いはない。

そう、最優秀新人賞受賞は、当然の評価なのである。

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