メロディック・パンクの最新型、ランナー・ランナー遂にデビュー

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メロディック・パンクの最新型、ランナー・ランナーが2月16日にメジャー・デビュー・アルバム『ランナー・ランナー』をリリースした。卓越したソングライティング力と技量、パンキッシュな激しさと極上のキャッチーさを兼ね備えての登場だ。

◆「Hey Alli」PV映像

ランナー・ランナーはOVER ITのニック・ベイリー(G)、ピーター・マンターズ(G)、ジェームス・アルリッチ(Dr)、RUFIOのジョン・ベリー(B)、DON'T LOOK DOWNのライアン・オグレン(Vo)が意気投合して2008年に結成したカリフォルニア発の5人組だ。このバンド名は、オグレンとベリーが大好きなポーカーが由来だという。ランナー・ランナーとは、ポーカー用語で「降って湧いたように、ぎりぎりの土壇場で勝利を決定づけるハンド(手札)を完成させる」という意味なんだとか。

「僕らは皆、パンク・ロックを演奏しながら大人になった。そして全員がツアー経験豊富なバンドの出身で、ツアー中に知り合った。いずれ一緒にやることになるだろうなって、潜在意識の中で思うようになっていったんだ」──ニック・ベイリー

アルバム『ランナー・ランナー』は、プロデューサーにストレイ・キャッツ、ブライアン・セッツァーなどを手がけたデイヴ・ダーリンを起用、切なくエモーショナルで、かつ驚異的にポップな美メロ満載のアルバムに仕上げられている。ニックによると、このバンドの核にあるのは深い目的意識だ。

「僕らを結びつけたのは、人々が共感でき、それぞれ自分なりに自己投影ができるような曲を書きたいという熱意だったんだ。僕自身、これまでの人生で辛い経験を色々としてきた。それを乗り越え、もう一度頑張ろうという意欲を取り戻そうとした時、僕がいつも助けを求めていたのは音楽だったんだ。僕ら5人を固く結びつけたのは、そういうことだったんだよね。つまり、世の中の人々に…そして自分達自身に、手を差し伸べる音楽を生み出したいという欲求。音楽には、どこか魔法のように、人の魂を癒す力がある。たったひとつの曲だって、何もかも変えてしまうことが可能なんだ」──ニック・ベイリー

MySpaceでの試聴数も既に1,000万回を超えている。このデビュー作の登場を機に、一気にシーン最前線に躍り出てくることだろう。

『ランナー・ランナー』
2011年2月16日発売
TOCP-66984 2,300円(税込)
日本盤ボーナストラック4曲を含む全16曲収録
日本盤5大特典:ボーナス・トラック4曲、独自ジャケット、歌詞、対訳、解説付
◆ランナー・ランナー・オフィシャルサイト
◆ランナー・ランナーMySpace
◆洋楽チャンネル
◆レジェンド&クラシック・ロック・チャンネル

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