スリムなMIDIコン、コルグnanoシリーズが一新「nanoKEY2」「nanoPAD2」「nanoKONTROL2」

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コルグは、スリムなボディに本格的な操作性と機能を兼ね備えた3種類のUSB-MIDIコントローラー「nanoKEY2」「nanoPAD2」「nanoKONTROL2」を4月上旬より発売する。

nanoシリーズ2は、最新のデザインと技術を集結した、超小型でスリムなUSB-MIDIコントローラー。USBケーブル1本で接続、ノートPCとの相性も抜群なスリムなボディは従来モデルと同様。用途に合わせて3機種を用意、カラーはそれぞれブラックとホワイトがラインナップされるのも同様だ。

「nanoKEY2」は25-key・キーボードを装備した曲作りに適したモデル。最新のPCなどでも使われているセパレート・タイプ・キーベットを採用し、信頼性の高いキーの打ち込みを実現。薄さと心地良いタッチが両立されているほか、キーとキーの幅が余裕ある設計となったことでミス・タッチが防げるのもうれしいところだ。オクターブ・シフト・ボタンはUP/DOWNそれぞれ4段階、キー・トランスポーズ機能と組み合わせることで、全音域をカバーする。また、ピッチ・ベンド・ボタンとモジュレーション・ボタン、ピアノやエレピ演奏に欠かせないサスティン・ボタンも搭載される。これらはそれぞれON/OFF時の変化速度を4段階で設定可能だ。

「nanoPAD2」はドラムなどの打ち込みに向いたモデル。新たに同社の「KAOSSILATOR PRO」などでおなじみの、X-Yパッドで演奏ができる機能を採用したのがポイントだ。X-Yパッドには、シンセサイザーのパラメーターをコントロールする機能に加え、16種類のスケールやキー、さらにノート・レンジの設定など、「KAOSSILATOR PRO」並みの「楽曲から外さない」演奏を実現。またタップ・テンポやテンポ・シンクに対応し、X-Yパッドをなぞるだけでテンポに合わせたフレーズやリズムを鳴らすことが可能。この2つの機能により、X-Yパッドを「KAOSSILATOR」のように使えるというわけだ。パッドはベロシティ対応の16個を装備(4バンク切り替えで64パッド分の設定が可能)。和音のアサインも可能なので、コード・トラックの演奏にも仕様可能だ。さらに、コントロールチェンジをアサインすれば、ミキサートラックのソロ/ミュートをコントロールするライブパフォーマンスにも便利だ。

最後は、DAWなど音楽ソフトのコントロールにぴったりな「nanoKONTROL2」。8チャンネル分の操作子(スライダーとノブ、3つのボタン)とトランスポートボタンを搭載。それぞれのボタンもソフトウェアに合わせて厳選し、シンプルかつわかりやすいコントロール性を実現している。主要DAWなど数多くのソフトウェアに対応したのもうれしいところ。接続に必要な設定の手間が大幅に軽減されている。

いずれもパソコン(Windows、Mac対応)で各種設定が可能な専用エディターソフトを用意するのは従来モデル同様。また、コルグの37鍵ナチュラル・タッチ・ミニ・キーボード搭載のUSB MIDIキーボード「microKEY」とは、USBケーブル1本で接続可能。「microKEY」を中心とした音楽制作システムのサブ・ツールとしてもぴったりなツールだ。

◆nanoKEY2
価格:6,195円
◆nanoPAD2
価格:6,195円
◆nanoKONTROL2
価格:6,195円
発売日:2011年4月上旬

◆nanoシリーズ2 製品詳細ページ
◆コルグ
◆BARKS 楽器チャンネル
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