ももいろクローバー、半端ないパッションのニューシングル「ミライボウル」大特集

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ももいろクローバー

ニューシングル「ミライボウル」 2011.3.9リリース

INTERVIEW

――2月25日。神聖かまってちゃんとの2マン・ライヴを終えたばかりというタイミングでのインタビューですが、こんなに異種格闘技なイベントって、初めてだったんじゃありません?

高城れに(以下、高城):そうなんです。私たちって一応アイドル枠じゃないですか? もう、今までの対バンとは比較にならないくらいジャンルが違ってて。しかも、開演前に“お客さんの8割はかまってちゃんのファンだよ”って言われてたから、“ももクロでもノッてくれるんだろうか?”っていう不安が結構大きかったんですよ。

百田夏菜子(以下、百田):でも、曲をやっていくうちに、最初はノッていなかった人たちも、どんどんノッてきてくれて、だんだん手を挙げてる人数が増えていくのが、踊っていても実感できて。神聖かまってちゃんのファンの方は盛り上がるとダイブするって聞いてたから、“じゃあ、ももクロでもダイブが起きるくらい盛り上げよう!”って話してたら、ホントに起きたんですよ! それを観て、すっごく嬉しかったですね。

早見あかり(以下、早見):うわぁ! これが噂のダイブとやらか!って(笑)。

――それはスゴい! しかも、今日のライヴは相当ハードな構成だったですね。

早見:はい。最初に7曲連続ブッ続けでやって、ほんのちょっとだけ自己紹介、また5曲連続っていう、ももクロ史上最高に休みのないライヴだったので……もう“死ぬ!”って思いました。終わったあと、楽屋で過呼吸になって手足が痺れたくらい(笑)。

有安杏果(以下、有安):いつもは多くても連続5曲とかだったもんね。でも、今日は私たちを知らないファンの方もたくさん来るから、“観に来た人に絶対後悔させたくない!”っていう気持ちが強かったんですよ。だから休みナシで7曲+5曲を全力でやり切ったら、絶対誰もがお腹いっぱいになって帰ってくれるんじゃないかなって。

佐々木彩夏(以下、佐々木):私たちって“常に全力!”がモットーだから、もう、倒れるんじゃないかと思うくらい疲れたけど、私たちのMCにファンの方が反応してくれたり、煽ったときにたくさん返してくれたりすると、もっともっとヤル気が出てきて。ライヴ中はなんでもできちゃうなって思いました。

玉井詩織(以下、玉井):だって7曲連続ってことは、1曲5分として35分ずっと踊ってたってことだもんね。

一同:ホントだ!

玉井:そう考えると持久走1キロでもダメな私なのに、人間スゴイ! 今日はいっぱい踊ると思ったから、夏菜子とビックマックを食べました(笑)。

――頼もしい(笑)。ともあれ、存分に楽しめたようで何よりです。

百田:あと、神聖かまってちゃんとももクロって、ちょっと似てる気がするんですよ。ライヴ前にメンバーの方に挨拶させていただいたら、独特の雰囲気を持ったメッチャ面白い方たちで! ももクロもアイドルだけど、ちょっとズレた変なグループなんで、そのへんに共通点があるというか……なんだか同じ匂いがしましたね。

――ズレてるって、具体的には?

百田:だって私たち、ステージ上で“コマネチ!”とか、変なことばっかりしてるんですよ。ももクロって“アイドルだから”っていう縛りが一切ないんです。なんたって、声を揃えて“芸人さんみたいなアイドルになりたい”って言う6人ですから。

有安:もう、粉かぶったり、いろんなことしてるんで(笑)。

早見:アイドルを学校の科目に例えるなら、ももクロは体育みたいなポジションですね。数学や英語は明らかに“勉強”だけれど、体育って微妙じゃないですか? だから、一応アイドルの枠の中にはいるけど、“ももいろクローバー”っていう新しいカテゴリーを作るのが、みんなの野望なんです。

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