ももいろクローバー、半端ないパッションのニューシングル「ミライボウル」大特集

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ももいろクローバー

ニューシングル「ミライボウル」 2011.3.9リリース

INTERVIEW

――確かに新曲「ミライボウル」も、メンバーが扮装してのコメディ・ドラマが挟み込まれていて驚きました。しかも6人中3人が男装で、“これは身体張ってるな!”と。

早見:あれもスタッフさんにやらされてるっていうより、自ら“男装イヤッホーイ!!”みたいな感じなんですよ。変顔とかも大好きだから、やっと活かせるときが来て楽しかった(笑)。

佐々木:私も面白いことをやって周りに笑ってもらえるのが、すごく嬉しかったです。

――笑われるのが嬉しいって、やっぱりズレてるかも(笑)。ただ、PV以前に、これは曲がスゴすぎますよ。ブロックごとの曲調の変わり様が半端ない。

早見:うん。他のアイドルさんで、こんなにコロコロ変わる曲を歌ってる人、たぶんいないと思う。もう、最初に聴いたときは、“ももクロここまで来たかぁ!”って(笑)。

高城:曲の切り替えが激しすぎて、歌がついていかないんですよ。おかげでレコーディングでは手こずりましたね。

百田:いまだに「ミライボウル」の意味は謎だし。しかも、曲を渡されたときに“AメロとBメロはメロディ無いから作ってきてね”って言われたんです。で、6人それぞれにメロディを作ってきて、一人ずつレコーディングして、いいところを抜き出して組み合わせたのが、この「ミライボウル」。だから、自分のソロ・パートがどこになるかも、曲が出来上がるまでわからなくて。

――珍しい制作プロセスですね。その自由さも、ももクロらしいというか。

玉井:自分のオリジナルのメロディを考えるっていうのが、すごく難しかったですね。

有安:しかも、歌っていうより台詞だしね。ただ、こんな変わった経験ができるのも、ももクロだからだろうし、どんどん転調していく展開は、やっぱり面白いんじゃないかな。

早見:個人的にはサビも高くて大変だった。私、人一倍声が低くて、ももクロの曲は人一倍高いから、キーが出ないんですよ。その声の低さを活かして、曲の後半ではラップ・パートもさせていただいてるんですけど。

高城:そのラップ・パートの後に夏菜子がソロで歌うところが、私は好き。バックに舞い降りてるような効果音が入ってて……降臨してた!(一同笑)

佐々木:私が好きなのは、最後のサビの歌詞。やっぱりファンの皆さんあってのももクロなので、歌の最中に“ありがとう”って言葉があると、気持ちが一層入るんですよ。

百田:それと「ミライボウル」は、今までのももクロと新しいももクロが両方入った曲でもあるんです。サビは今まで通り激しく歌い踊ってるんですけど、前半の台詞パートでは本当に可愛い“ザ・アイドル!”みたいな振りをしていて。そういうのって、ももクロではやったことなかったんですよ。とにかくガンガン踊って汗かいて、アクロバティックな曲ばかりだから。

――じゃあ、もう一曲の「Chai Max」は、まさに“ザ・ももクロ!”な曲?

百田:はい。歌もダンスもPVも格闘技がテーマだし、階段を一歩上がったももクロかな。

佐々木:PVでは全員、変顔もやってるし。

高城:ももクロっていうより、もうプロレスですね。闘いに行く気満々で挑戦的(笑)。

有安:うん。パワフルな曲ですね。

早見:でも、考えてみたら、ももクロの曲で踊らない曲って、1曲しかないんですよ。

玉井:激しい曲ばっかり。だからライヴでも、曲を続けてやるときは“お前らが先に倒れるか、私たちが倒れるか勝負だ!”って言うんです(笑)。

――つまり、CDだけでは、ももクロの真髄はわからないってことですね。

百田:ホント、そうなんですよ。なので、お近くにももクロが来るときがあれば、ちょこっと寄ってみてください。絶対に足を止めさせて、楽しませる自信がありますから。今、皆さんが持ってるアイドルのイメージを、ももクロが壊してみせます。

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