3月16日~18日に行なわれたシンディ・ローパーの東京公演3daysが終了した。まだまだ日本は困難の真っ只中ではあるが、少なくともシンディの歌はその場にいたオーディエンスの心を強く動かしたことだろう。

◆シンディ・ローパー画像

アルバム『メンフィス・ブルース』日本盤ボーナストラックに参加している日本人フリューゲルホーン奏者TOKUとの共演も日増しにどんどん良くなり、ライブラストの「トゥルー・カラーズ」でのプレイはひとつのピークを見せてくれた。

東京最終日となった3月18日、シンディ・ローパーは「トゥルー・カラーズ」に入る前にこのようなコメントを発した。

「今夜会場を出る前にみんなにお願いがあります。湯川れい子さんと日本の有名なみなさんが集まってくれて(被災者のみなさんのために)募金活動を行ないます。ひとりひとりがちょっとずつでもいいので、ぜひご協力お願いします。ひとりひとりの力は小さいかもしれないけど、それが集まると大きな力になるので。この曲「トゥルー・カラーズ」はヒーリング・ソング(癒しの歌)。みんなで歌って元気を出しましょう。一緒に頑張りましょう」

終演後、オーチャードホールのロビーには芸能人の方々が募金箱をもって義援金を募り、もうそれはそれは長蛇の列に。テリー伊藤、デーブ・スペクター、京子、相川七瀬、平尾昌晃、森口博子、クミコ、イルカ、MASA(スポンテ二ア)、そして今回シンディのステージで共演を果たしたTOKUといった面々が、募金を呼びかけた。

そこへ、なんとシンディ自身も登場、大歓声の中迎えられての参加となった。コンサート終演後で非常に疲れていたことだろうが、募金をしてくれたオーディエンスひとりひとりとハグや握手を交わし、その想いを深め合った。そこには、混乱もなく非常に温かい空間が生まれることになった。

未曾有の状況下集まってくれたオーディエンス、そして力と元気を与えてくれたシンディ、義援金を募った芸能人と賛同した来場者の皆さんが生み出した勇気と感動は、明日の日本への小さな…でも確実な一歩となっていることだろう。

シンディ・ローパーの日本公演、残すは3月21日と22日のNHK大阪ホール2daysのみとなった。

Photo by YUKI KUROYANAGI

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