suzumoku、ツアー再開&チャリティ・ソング「僕らは人間だ」初披露

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全国ツアー移動中に東日本大震災に遭ったシンガー・ソングライターsuzumoku(スズモク)が、中断していた全国ツアーを3月26日、27日の北海道公演から再開。会場は両日とも満員で、熱気に包まれた。

suzumokuは、冒頭から今回の震災については何も語らず、いつものようにライヴがスタート。そしてアンコールでアルバムのタイトル曲「ベランダの煙草」を演奏すると、観客とコール&レスポンスの大合唱が。その会場の熱気が最大限に高まった時に、初めて今回の震災に対して語った。

「自分は移動中に震災にあった。避難先の市役所では、自分よりもつらい環境にあるはずの現地に方々に、本当に優しく対応してもらった。移動してみて、自分が渦中にいる時にはわからなかった、悲惨な現実をあらためて知った。こんな時だからこそ、被災された方々に優しい言葉よりも、強いメッセージを伝えたかった。自分にできる事は音楽しかない、そんな想いの中、衝動的に出来た曲です」

そう話すと、避難先で作った「僕らは人間だ」を初披露。本番前日に急遽リハーサルに入り、バンド・アレンジで披露された。

   ◆   ◆   ◆

息を止めるな 繋ぐ手を離すな
その足で立つんだ 僕らは人間だ
朝の光だ 始まりの合図だ
取り戻してみせよう いつかの日常を

あどけない勇者が 拳を振り上げて駆けてゆく

逃げ出したいけど 夢だと信じたいけど
その目を開けるんだ 僕らは人間だ
夜の暗闇に 底なしの不安に
星が寄り添うだろう 光を携えて

「僕らは人間だ」より

   ◆   ◆   ◆

演奏が終わると、会場は感動の渦に包まれ、拍手と歓声が鳴り響いた。

ライヴ終了後は、ライヴハウスの入り口にsuzumokuとバンドメンバーが立ち、義援金を募った。とても温かく、suzumokuと観客の双方が前向きな勇気を与えられるライヴになったようだ。

東京公演は、予定通り4月23日に行なわれる事が決定しているが、仙台公演に関しては、開催するかどうかを引き続き協議中だという。

なお、「僕らは人間だ」は、被災者支援のためのチャリティ楽曲としてアマゾンで販売中で、収益は全額義援金として被災地に寄付されている。また、動画サイト「YouTube」(https://www.youtube.com/watch?v=pdjfc3sA1WQ)でも視聴できるので、是非こちらもチェックしてみてほしい。

◆suzumokuオフィシャル・サイト
◆liveszmk
◆suzumokuツイッター
◆Worldapart/apart.RECORDS YouTube公式サイト
◆東北地方太平洋沖地震にまつわる音楽・アーティスト関連情報ページ
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