GORILLAZ、新作『ザ・フォール』は全編iPadで制作

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GORILLAZが新作『ザ・フォール』を4月20日に発売する。これがなんと全編iPadで制作されたというもので、このような形で制作されたアルバムがメジャー・リリースされるのは世界初とのこと。すでに世界中で大きな話題を呼んでいるものだ。

◆「フォナー・トゥ・アリゾナ」PV映像

2010年に発表されたサードアルバム『プラスティック・ビーチ』は世界中で大ブレイク、ワールド・ツアー<エスケープ・トゥ・プラスティック・ビーチ・ワールド・ツアー>は、ザ・クラッシュのミック・ジョーンズ、ポール・シムノン、さらにはルー・リード、ボビー・ウーマック、はたまたデ・ラ・ソウルやモス・デフなどなど豪華ゲストが参加し、アニメ映像と総勢40名を超えるアーティストたちとの生演奏が創り出すクリエイティブなステージは、世界中で大絶賛となった。そんなワールド・ツアーで全米を回っているときに制作されたのがこのアルバム『ザ・フォール』だ。

全米ツアーが始まる10月、GORILLAZの音楽を創っているデーモン・アルバーンは「この旅を音楽で記録しよう」と思いついたという。音楽で描き出されるアメリカの景色は『ザ・フォール』というアルバムとなった。アルバム制作の全作業はiPad上で行われ、使用したアプリケーションや機材は公式サイトにリストアップしてタネを明かし、各楽曲の録音日と録音場所も公開しており、そこに隠し立ては何もない。

シンプルな機材と環境だけに、才能勝負ともいえる今回の作品だが、歌入りの曲とインスト曲、他アーティストとのコラボからソロまでを含む全15曲が収録となっており、すでに世界の主要音楽メディアからも軒並み高評価を得ている状況で、才人デーモン・アルバーンの才能が存分に発揮された作品となっているようだ。

なお、CDにはGORILLAZのアートワーク担当、ジェイミー・ヒューレット全米ツアー中にインスパイアされて描きおろした新作ポスター「The Star Strangled Banner」が日本盤にだけ封入されるという。こちらも楽しみだ。


『ザ・フォール』
2011年4月20日(水)発売
TOCP-66952 2,500円(tax in.)
1.フォナー・トゥ・アリゾナ/PHONER TO ARIZONA
2.リヴォルヴィング・ドアーズ/REVOLVING DOORS
3.ヒルビリー・マン/HILLBILLY MAN
4.デトロイト/DETROIT
5.シャイ・タウン/SHY-TOWN
6.リトル・ピンク・プラスティック・バッグズ/LITTLE PINK PLASTIC BAGS
7.ザ・ジョプリン・スパイダー/THE JOPLIN SPIDER
8.ザ・パリッシュ・オブ・スペース・ダスト/THE PARISH OF SPACE DUST
9.ザ・スネイク・イン・ダラス/THE SNAKE IN DALLAS
10.アマリロ/AMARILLO
11.ザ・スピーク・イット・マウンテンズ/THE SPEAK IT MOUNTAINS
12.アスペン・フォレスト/ASPEN FOREST
13.ボビー・イン・フェニックス/BOBBY IN PHOENIX
14.カリフォルニア&ザ・スリッピング・オブ・ザ・サン/CALIFORNIA AND THE SLIPPING OF THE SUN
15.シアトル・ヨーデル/SEATTLE YODEL

◆GORILLAZオフィシャルサイト
◆BARKS洋楽チャンネル
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