ボン・イヴェール、最新作『ボン・イヴェール』完成

ポスト
2008年に発表したデビュー・アルバム『フォー・エマ・フォーエヴァー・アゴー』で、世界中の音楽メディア、批評家、アーティストから絶大な支持を得たシンガー・ソングライター=ジャスティン・ヴァーノンこと、ボン・イヴェール。彼の2ndアルバム『ボン・イヴェール』のリリースが決定した。

◆ボン・イヴェール画像

2枚目にしてセルフタイトルを掲げてきた『ボン・イヴェール』は、ジャスティン・ヴァーノンの地元、アメリカ・ウィスコンシン州にある動物病院をジャスティンと彼の弟の2人で改装して作った、エイプリル・ベース・スタジオで、約3年かけてレコーディングしたという力作だ。アコースティック・サウンドが印象的だった前作に引き続き、ボン・イヴェール独特のヴォーカル・ハーモニーはそのままに、今作では、柔らかい音色のエレキ・ギター、美しくも入り組んだキーボード・サウンド、そしてホーンとストリングスまで導入した、壮大なサウンドスケープが拡がる作品になっているという。

そして、参加ゲストも豪華だ。ジャスティンの別プロジェクト、ヴォルケーノ・クワイアの仲間であるジム・ショーネッカーとトム・ウィンチェックがプロセッシングで協力。サックスにコリン・ステットソン(アーケイド・ファイア、トム・ウェイツ他)と元フォッグのマイク・ルイス(アンドリュー・バード他)。ホーンにC.J.カメリエーリ(ルーファス・ウェインライト、スフィアン・スティーヴンス他)と実力派が勢揃い。お馴染みのメンバー、ショーン・ケアリー、マイク・ノイス、マット・マゴーガンもヴォーカル、ドラム、プロダクションで参加。アレンジやストリングスではロビン・ムース(アントニー&ザ・ジョンソンズ他)がその手腕を存分にふるっている。

前作『フォー・エマ・フォーエヴァー・アゴー』では、各専門誌にて2008年のベスト・アルバムを総なめにしたボン・イヴェールだが、2009年にはEP『ブラッド・バンク』が全米14位というヒットを記録。更に、カニエ・ウェストに気に入られ『マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー』(2010年)では4曲ボーカルで参加するという話題を振りまいてきた。

渾身のセルフタイトル作『ボン・イヴェール』は6月22日に登場、同日に出世作『フォー・エマ・フォーエヴァー・アゴー』も日本盤がリリースとなる。

『ボン・イヴェール』
2011年6月22日発売
HSE-60067) 2,200円(税込)
※日本盤はライナーノーツ、歌詞対訳付
1. Perth
2. Minnesota, WI
3. Holocene
4. Towers
5. Michicant
6. Hinnom, TX
7. Wash.
8. Calgary
9. Lisbon, OH
10. Beth/Rest

『フォー・エマ・フォーエヴァー・アゴー』(2008年作品)
2011年6月22日発売
HSE-60072 1,980円(税込)

◆BARKS洋楽チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報