さかいゆう、一人多重奏で全国ツアー遂にファイナル

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4月26日(火)東京都渋谷のMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて、さかいゆう全国ツアー<さかいゆうTOUR 2011“ONLY YU”#1>がファイナルを迎えた。

◆さかいゆう画像

今ツアーは、2011年3月にリリースされたミニ・アルバム『ONLY YU』を引っ提げ、3月20日(日)広島県・広島cafe jiveを皮切りに全国8箇所9公演が行なわれたもの。ツアーと連動したアルバム『ONLY YU』はそのタイトル通り、作詞・作曲・アレンジはもちろん、すべての楽器を一人で演奏したという一人多重奏(ソロ・ケストラ)による完全ハンドメイド・アルバムだった。シンプルでダイレクトな弾き語りから、重厚なバンドサウンドに至るまで、さかいゆうというアーティストのポジションが確立したオンリーワンな作品だ。

一人多重奏による作品の世界観をどの様に表現していくのか期待と注目が集まる中、ツアー・ファイナルは幕を開けた。ライブは、キーボードやループマシーンを器用に使いこなし、その場で即興的に声を重ねて作っていく~ONLY YU theme~からスタート。徐々に曲を作り上げていく脅威的なパフォーマンスにオーディエンスはくぎ付けに。「さかいゆうTOUR2011“ONLY YU”♯1ファイナル始めるぞ!」という掛け声と共にアルバム楽曲「AHEAD」「ケセラセLife」「ソングライダー」と続けて披露、早くも会場はソロ・ケストラ・ワールド全開になった。

「改めましてさかいゆうです。今日は事実上ファイナルということで、たくさんの友人やお客さんに来て頂いて…。皆さんお忙しい中こうして遊びに来てくれて本当にありがとう。」と会場に呼びかけ、山下達郎の「FUTARI」をしっとりと披露した。山下達郎は、さかいゆうの音楽人生の中で影響を受けたアーティストのひとりであり、「FUTARI」は落ち込んでいる時に助けられた曲で、この曲を演奏する事が出来ることを幸せと語った。

1st『Yes!!』収録の「ウシミツビト」やインディーズ時代からの名曲「無言の月」で会場が幻想的な空間へと変わっていくと、続く「週末モーニン」では打って変わってアップテンポのナンバーへ。オーディエンスからはクラップが沸き起こり、煽りながらもトラックを完成させた「SHIBUYA NIGHT」ではコール&レスポンスが沸き起こった。

「勝てないことやどうにもならない事ってありますけど、負けたくないですよね。負けないコツって知ってますか?諦めないことです。長い旅になるかもしれないですけど、僕も含めて皆で日本を取り戻しましょう。」

「次の曲は世界平和も大切ですが、自分の周りの人を大切にしましょうというマザーテレサさんの言葉からインスピレーションを受けて作った曲です」と「It's YOU」をパフォーマンス。人気楽曲「train」や、さかいゆうのデビュー曲「ストーリー」で本編は終了した。

アンコールでは、「BEAT CONECCTION 2010」出演時に伝説の名パフォーマンスとして話題となった「Rock With You」や「夏のラフマニノフ」、童謡「ふるさと」を披露。全14曲全てを一人多重奏で演奏、オーディンエンスの大歓声と拍手の中、大盛況のまま幕を閉じた。

写真:古賀恒雄

<さかいゆうTOUR 2011”ONLY YU”#1>
2011年4月26日(火)
~ONLY YU theme~
1:AHEAD
2:ケセラセLife
3:ソングライダー
4:FUTARI ※カバー曲(山下達郎)
5:ウシミツビト
6:無言の月
7:週末モーニン
8:SHIBUYA NIGHT
9:It's YOU
10:train
11:ストーリー
アンコール
12:Rock With You ※カバー曲(マイケル・ジャクソン)
13:夏のラフマニノフ
14:故郷(ふるさと)※童謡カバー曲

◆さかいゆうオフィシャルサイト
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