AC/DC「俺達の曲はダウンロードさせない」

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ダウンロードを認めない最後の大物AC/DCの考えは変わらない。いくら時代の流れが変わろうとも、自分達のアルバムを切り売りするつもりはないという。

ギタリストのアンガス・ヤングは英の『Sky News』にこう話した。「ザ・ビートルズが変わったのは知っている。でも、俺らがそれに続くつもりはない。俺らにとってはこれが最良の方法だ。俺らはアルバムでスタートしたバンドだ。いつだってそうしてきた。ラジオで流れたって3分だろ。俺らは、ベストな曲はアルバムにあるってバンドだ」

AC/DCの1980年のアルバム『Back In Black』はマイケル・ジャクソンの『Thriller』に続き、史上最も売れたアルバムの2位に輝く。いま主流のデジタル・マーケットの顧客を逃していてもったいないとも言われるが、HR/HM、クラシックロック・ファンはそれほどダウンロード派ではないとの話もある。それを証明するように、デジタル・リリースされなくても最新のスタジオ・アルバム『Black Ice』は2008年のベスト・セールス・アルバムの2位に、2010年に発表されたサウンドトラック『Iron Man 2』もオーストラリア、英国、カナダ、ドイツなどのチャートで1位を獲得している。

また以前、2008年から2010年に行なわれたツアーを最後に引退するとほのめかしたシンガーのブライアン・ジョンソンだが、そのつもりはまったくないと話してくれた。「ない、ないよ。歩けて歌える限りはね」バンドは現在、ニュー・アルバムを制作中で「よりビッグでよりいいもの」を作ろうとしているという。

Ako Suzuki, London

◆BARKS洋楽チャンネル
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