ライヴ名盤『The Baked Potato Super Live!』、オリジナル・ジャケットで登場

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まさしく「お待たせ!」というべきか。グレッグ・マティソン・プロジェクトの1982年にリリースされた永遠のライヴ名盤『The Baked Potato Super Live!』が5月11日に再発となった。

ノース・ハリウッドにあるジャズ・クラブの老舗「The Baked Potato」で収録されたライヴ盤だが、バンド・メンバーはグレッグ・マティソンを中心に、スティーヴ・ルカサー(G)、ジェフ・ポーカロ(Dr)、そして、ロバート・ポップウェル(B)という職人たち。ポップウェルはご存知クルセイダーズでのファンキーなプレイが人気を呼んだ玄人受けするベーシストだが、ここでも下っ腹に響く豪快なサウンドを随所随所で打ち出している。そして、何より注目はルークとジェフのプレイだ。TOTOとは一味もふた味も違うはじけたインプロビゼーションが、極上のテンションで楽しむことができる名プレイがここにはぎっしり。

ファンキーなビートから、メロディアスなバラード、ギター・フュージョンのお手本的な曲など、どれもが必聴アイテムで、ロック/フュージョン史に残る偉大なるアーカイブだ。

その『The Baked Potato Super Live!』は、今回オリジナル・ジャケットで再登場となる。しかも、紙ジャケ仕様にHQCD(High Quality CD)という嬉しいスペックでのリリースだ。ブックレットの中身も一新され、松原正樹がスティーヴ・ルカサーのプレイを、神保彰がジェフ・ポーカロのプレイをそれぞれ語るなど、読み物としても見逃せないものとなっている。

4月26日にタワー・レコード先行で一足先に発売されるや大きな反響を呼びオリコンのチャートに入る底力を見せたが、5月11日の一般店全国発売は更なる話題を呼び起こすはずだ。

5月に予定されていたTOTOの公演も9月に延期となってしまったが、それまではこの作品で楽しむこととしよう。
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