ザ・カーズ、23年ぶりに活動再開

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「これは単なる再会ではない。結合だ」──リック・オケイセック

ついに、ザ・カーズが活動を再開した。解散から23年という長い年月を経てのリスタートだ。

◆「Sad Song」PV映像

1978年のメジャー・デビュー後、数多くのヒット曲を送り出し1980年代初頭のミュージック・シーンを牽引したザ・カーズだが、1988年に突如解散した後、何度も再結成の話は上がったものの、ベース/ヴォーカルのベンジャミン・オールの死去という事件もあり、リック・オケイセックは頑なに拒み続けていた。

しかし時は人を変えるもの。2010年、書き溜めた曲を整理するうちに突如「ザ・カーズのメンバーでこの曲を録音してみたら…」と思い立ったリック・オケイセックが中心となり、ベンジャミン・オールを除くオリジナル・メンバー4人で活動を再開。ザ・カーズ一流のメロディー・センスはそのままに、バンドは新たな一歩を踏み出すことになったというわけだ。

6作目『ドア・トゥ・ドア』(1987年)以来の24年ぶりのニュー・アルバムは『ムーヴ・ライク・ディス』。5月18日にリリースだ。

プロデューサーは、U2、R.E.M.、スノウ・パトロール、ブロック・パーティー、ザ・ハイヴス、ウィーザーなど幅広いアーティストたちと仕事をしてきたジャックナイフ・リー。ジャックナイフ・リーは今回のプロデュースについて、「ザ・カーズは常に先を行く音を持っていた。それこそ僕たちが守ろうと思っていたものだ。締まっていて、張りつめていて、余計なものがそぎ落とされた音。数日後、曲が一つになっていき、まさにザ・カーズのサウンドになった。僕にとって最高のレコーディングの一つとなった。ザ・カーズと『ムーヴ・ライク・ディス』には、新しいバンドにはほとんどないような新鮮さと明確さがある。これはかなり特別なものだ。」と語る。

既にリード・トラックとなる「サッド・ソング」のPVも公開されており、まぎれもなくザ・カーズの音が現代的なハイファイさと相変わらずのソリッドさで展開されている。リリースをお楽しみに。

photo by Mark Seliger


『ムーヴ・ライク・ディス』
2011年5月18日発売
UCCO-3025 ¥2,800(tax in)
※日本盤ボーナス・トラック1曲収録
※日本盤のみ高音質SHM-CD仕様

◆ザ・カーズ・オフィシャルサイト
◆BARKS洋楽チャンネル
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