ニューヨークの空の下、ふくい舞が<Japan Day>にて日本の再生を祈って歌う

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日米文化交流イベント<Japan Day@セントラルパーク2011>が現地時間の5月22日、ニューヨーク・セントラルパークにて開催され、ふくい舞がライヴパフォーマンスを行なった。

◆ふくい舞 画像@<Japan Day>、「いくたびの櫻」ミュージックビデオ

<Japan Day@セントラルパーク>は、日米市民の交流促進や日系コミュニティーの連帯強化などを目的に、2007年から続いている日米文化交流イベント。5回目となる2011年は、東日本大震災の深刻な現状を受けて、全力で復興に取り組む日本を、ニューヨークから少しでも元気づけることができれば、との願いから「頑張れ!JAPAN!」のコンセプトにて開催。約3万人の集客となった。

中学生の頃、「言葉や文化が異なっても音楽で一つになれる」ことに感動してシンガーを志したふくい舞にとって、「世界に自分の歌を届けること」は夢。そんな彼女にとって今回の<Japan Day>への参加は、夢への第一歩だった。また、日米文化の交流を目的とした主催者側としても、日本文化を象徴する“櫻”をテーマとした「いくたびの櫻」を歌うふくいの参加は、イベントコンセプトに合致すると判断した。

なお、3月中旬の出演エントリーから3月末の出演決定に至るまで、スタッフは本人に一切<Japan Day>のことを伝えなかったということで、出演決定したのち、「ニューヨークで行なわれる<Japan Day>というイベントに参加することになった」と、本人に伝えたところ、ふくいは涙を流して喜んだという。

当日、Rumsey Playfieldで行なわれたライヴで、ふくい舞は自らの夢、そして復興への願いを込めて「希望のうた」、「アイのうた」、そして「いくたびの櫻」を歌い上げた。また、ラストには、大江千里、サーカス、松居慶子ら出演者全員で「翼をください」を披露した。

「アメリカで開催されるこんな素晴らしいチャリティー・イベントに参加できて、本当に感謝しています。アメリカの音楽は私に沢山の夢をあたえてくれました。今日は日本代表のつもりで、ニューヨークの皆さんに「希望」「愛」そして「再生」の歌を届けたいと思っています。デビュー直前に病気で亡くなった大親友と病床で一緒に歌った「翼をください」を、セントラル・パークで歌うなんて、とても不思議な縁を感じています。そして、その「翼をください」を作詞した山上路夫先生に書いていただいた「いくたびの櫻」を、1日でも早く皆さんの顔に安心した笑顔が戻るように、「再生」の祈り を込めて一生懸命歌いたいと思います。」── ふくい舞(イベント直前のコメント)

<Japan Day@セントラルパーク>では、イベント公式ホームページに加え、恒例となった4マイルマラソン<Japan Run>や、イベント会場において義援金を受付。集まった全額は、東日本大震災の復興支援団体へ寄付される。また、イベント当日に寄付を行なった人には、Japan Dayオリジナルのチャリテリィーグッズがプレゼントされた。

桜の花びらは散っても、次の年には必ずまた花を咲かせる。花をつけない時期があるからこそ、咲いた花は美しい。同じように、今があるからこそ明日への希望もある。明日への希望につながる今だからこそ、今、生きているこの一瞬の尊さにも気づくことができる。「いくたびの櫻」のテーマである“再生”には、そんな想いが込められている。

なお、ふくい舞は、震災の影響で開催を見合わせていた<櫻前線北上ツアー>に替わる全国ツアー<いくたびの櫻 アコースティック・ライブ・ツアー>を6月からスタートさせる予定だ。


◆ふくい舞 オフィシャルサイト
◆東北地方太平洋沖地震にまつわる音楽・アーティスト関連情報ページ
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