水谷 豊と宇崎竜童のライヴで、杉下右京が赤坂サカスの謎を珍(?)推理

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水谷 豊と宇崎竜童によるライヴツアー<男と男の誰にも言えない、ここだけのラ・イ・ブ>が5月18日の名古屋クラブダイヤモンドホールからスタート。5月26日には赤坂BLITZにて東京公演が開催された。

◆水谷 豊×宇崎竜童 画像@<男と男の誰にも言えない、ここだけのラ・イ・ブ>

ドラマ『相棒』で人気の水谷 豊と、山口百恵作品をはじめ、数多くの楽曲を生み出している宇崎竜童によるライヴ。この日は、約1000名の観客を魅了した。そもそものきっかけは、2009年に宇崎竜童・阿木燿子の夫妻が初司会を務めた番組に水谷がゲスト出演し、意気投合。2人が32年ぶりに書き下ろした水谷 豊の新曲「人生ロマン派」において、両者のデュエットが実現した。その後、2010年に開催された水谷 豊のライヴに宇崎が飛び入り参加したのをきっかけに、2011年、今度は宇崎さんのライブに水谷 豊が参加。これらを観たファンからの「また見たい!」という声や、自分たちの想いから、今回のライヴ開催が実現することになった。

バハマをイメージしたカジュアルなスタイルの水谷に、スタイリッシュな都会風スタイルの宇崎。オープニングでふたりは、サングラスをかけて登場すると、さながら“チンピラとツッパリ”といった印象で、「表参道軟派ストリート」を熱唱する。

「今歌った「表参道軟派ストリート」(をリリースした当時)は、原宿でナンパばかりしていると思われていた頃です(笑)。それから32年、宇崎さんと僕は再会しまして、初めてのデュエットソングを歌い、そして2011年ここ赤坂でライヴをしている。」と水谷が語れば、宇崎が「音楽をやらなくなって約30年、その間(水谷から)一本の電話もありませんでした(笑)。突然、また歌う事になって、一昨年活動を初め、今こうして水谷 豊と一緒に歌えるとことが嬉しいです。」と、仲の良さを見せる。ライヴでは、ふたりの出会いから再会、そしてこれまでの経緯などのアドリブトークを交えながら(今回のライヴのMCはすべてアドリブだそうだ)、ライヴのために書き下ろされた新曲「俺達のマドンナ」や、リリースされたばかりの宇崎竜童の新曲「涙なんだ」なども披露された。

「今回、サカス…ではなく、BLITZで竜童さんとのコラボが決まりまして、なぜ、“アカサカサカス”というのかと考えました。そこで私の博識な友人に聞いたんです…」

ライヴのMCで、水谷は、赤坂BLITZがある赤坂サカスについてこう切り出す。そして次の瞬間、ステージ上には水谷 豊ではなく、“杉下右京”が。

「…サカス、反対から読むとカサス。“カサス”は『火曜サスペンス』。『相棒』はテレビ朝日。今日のライヴはBSフジ(今回のライヴツアーの模様は、BSフジで放送予定)。…この線はなしですね。」

そんな水谷 豊のサービス精神に、会場からは大爆笑の拍手喝采。ちなみに水谷によると、赤坂には坂が3つ入り組んでいるから、坂・坂・坂=sakasakasaka。これを反対から読んで、“akasakasakas”からアカサカサカス=赤坂Sacasなんだそうだ。

後半では「港のヨーコヨコハマヨコスカ」「ROCK'N' ROLL WIDOW」をふたりで歌い上げたほか、今回のライヴの見どころのひとつとなっている音楽芝居「ジミーの万歳日記」では、会話形式で、ブログを通じて男ふたりが織りなす人間模様を表現。オーディエンスは俳優としてのふたりの姿も楽しんでいた。

「20代の前半にダウンタウンブギウギバンドのレコードを買いました。もちろん今でも持っています。当時、何度も何度も聞いて、宇崎さんの真似をしていました。それが今、ふたりでコラボレーションするなんて夢のようですね。僕は、新鮮な気持ちでステージを楽しませて頂いています。その気持ちが見ている方にも伝わるんじゃないかと思います。」── 水谷 豊

「一緒にオンステージしていると心が温かくなる。歌の遣り取りも楽しいし、トークは特にアドリブなので、「素」の豊さんが滅法面白い。これっきりではなく続けられたらイイなぁ。」── 宇崎竜童

◆水谷 豊 オフィシャルサイト
◆宇崎竜童 オフィシャルサイト
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