LUNA SEA、<『LUNA SEA 3D IN LOS ANGELES』プレミア試写会>でチャリティーライヴ実施を発表

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6月4日より全国で順次公開される、3Dデジタルシネマ『LUNA SEA 3D IN LOS ANGELES』。公開に先駆けて、5月29日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにてプレミア試写会が開催され、LUNA SEAのメンバーが舞台挨拶に立った。この場で、LUNA SEAが2011年10月にさいたまスーパーアリーナにてチャリティーライヴを開催する旨が発表された。

◆LUNA SEA 画像@2010.05.29<3Dライヴ映画プレミア試写会>

『LUNA SEA 3D IN LOS ANGELES』は、2010年に開催された世界ツアー<LUNA SEA 20th ANNIVERSARY WORLD TOUR REBOOT ~to the New Moon~>から、LUNA SEAの初アメリカ公演となったロサンゼルス・ハリウッドでのライヴを3D収録した迫力のライヴ映画だ。3D化にあたっては、世界で一番進んだ3D技術を持つと言われている3ality Digitalの協力によって、世界最高峰の3Dカメラシステムで収録された。ちなみにこのツアーは、海外のみで観客動員2万2700人。日本での東京ドーム3日間公演を含めると、実に20万4400人の動員を記録した。

町田のプレイハウスでLUNA SEAが誕生して22年目の結成記念日を迎えたこの日、試写会には640人の選ばれたファンが足を運んだ。東海林のり子が司会進行を務める中、映画について真矢は「これほど命の吹きこまれた映像はないと思う。その辺を感じてもらえれば。」と語る。「僕たちの素晴らしい時間がパッケージされていると思います。ライヴのように楽しんでください。」と、笑顔を見せるJに、「普通の映画でもなく、普通のコンサートでもない。これは新しいエンターテインメントだと思います。この最高のエンターテインメントを他の人の迷惑にならない程度に大暴れして楽しんでいってください。」とSUGIZO。INORANは、「僕には夢というか願いがありました。それは、LUNA SEAを外から観るということ。この映画は、そんな夢が叶ったかのような錯覚に陥る、そんな迫力のあるフィルムでした。みなさん、多いに期待してください。」と、観客の期待感をさらに高める。そして、実はまだ(完成品を)観ていないというRYUICHIが、「この後、どっかの席でこっそりみんなと観たいと思います。」と発言すると、会場からは黄色い歓声と拍手が起こった。

そして、突然の発表となったのが、LUNA SEAによる東日本大震災復興支援ライヴの開催。<From LUNA SEA for JAPAN "A Promise to The Brave">と名付けられたライヴイベントは、10月22日、さいたまスーパーアリーナにて開催される。この公演におけるLUNA SEAの収益のすべては日本赤十字社を通じて被災者へ寄付されるとのこと。

チャリティーライヴについて、「メンバーの中で(構想案を)シャッフルしている段階。漠然としているんですけど、僕は、勇気とか汗くさい言葉も今は必要かなって思っています。」と、これから内容をLUNA SEA色に染め上げていくことを明らかにしたRYUICHI。「気持ちはいつもそばにある。これは綺麗事じゃなくて。僕らの被災地を応援していく活動は、今年一年で終わるものじゃないので、一日も早く被災地でライヴをやりたいと思っています。」と、今後、被災地でのLUNA SEAのライヴについての希望も語った。

また、それ以外のLUNA SEAの展開については、「すべてがLUNA SEAらしいやり方ってのを踏襲していきたいというか、LUNA SEAという色でまとめていきたい。義捐活動に関しても、新作にしても、ライヴも。“どこにもないな”っていう、LUNA SEA色のものができた時に、ここぞ、というタイミングで出したい。ファンのみなさんはヤキモキしていると思うんですけど、音楽に関してはすごくマジメなバンドなんで、着々といろんなことを考えながら、いつかまた逢えたらいいな。」と、コメントするにとどまった。

さらに、セルフカヴァーアルバム『LUNA SEA』で10年ぶりに5人そろってレコーディングしたことについて、「やっぱり刺激的だし。舞台でSUGIZOも言ってたんですけど、新鮮なんだけど、安堵感もある。こっから自分は育ったんだなって想いと、ギリギリのエッヂが共存している。世界に通用する音を作れるんじゃないかなって思いましたね。」と、RYUICHIが語れば、SUGIZOは「ワールドツアーで5人のグルーヴを再確認して、最高のポテンシャルで録音できた。普段バラバラに活動してますけど、一瞬たりとも気を緩めず音楽に全力を注いでいる5人が集まったら、それは×5じゃなくて、×100にでも×1000にでもなる。そんな奇跡の力を感じました。」と、充実したレコーディングだったことをうかがわせた。

「僕は個人的にロック好きだったし、キッズがこのメンバーと出会えて、初めてステージサイドに場所を移し、アマチュアからプロになって、いつの間にか“世界に挑戦しよう!”みたいなバンドになって。ホントに不思議だし。不思議さと自信ってのが共存してて、LUNA SEAの魅力ってまだまだ自分も知らないのかな、って最近思ってるんですよ。地図はどんどん広がってるんで、あとは自分たちの足を使って、まだ行ったことのない世界に、LUNA SEAとして歩いて行く。そんなふうになったらいいなって思ってます。頑張ります。」── RYUICHI(22年を振り返って)

text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

◆LUNA SEA オフィシャルサイト
◆東北地方太平洋沖地震にまつわる音楽・アーティスト関連情報ページ
◆LUNA SEA チャンネル
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