BIGBANG、SE7ENら所属のYG Entertainmentとエイベックスが提携発表。専用レーベル「YGEX」設立

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エイベックス・グループと、韓国最大手の音楽プロダクションのひとつ・YG Entertainmentによる新プロジェクトが発表され、7月21日、都内にて共同記者会見が開かれた。会見には松浦勝人 エイベックス・グループ・ホールディングス代表取締役社長CEOと、YG Entertainmentのヤン・ヒョンソク会長・代表プロデューサー、そしてBIG BANG、2NE1、SE7EN、GUMMY(コミ)といったYG FAMILYが登壇し、YG FAMILY専用レーベルYGEX(ワイジーエックス)の設立およびYG FAMILYの同レーベルへの移籍を発表した(BIGBANGのD-LITEとPSYは同会見に欠席)。

◆BIGBANG、SE7EN、2NE1、GUMMY 画像@「YGEX」設立会見

会見の冒頭、YG Entertainmentのヤン会長・代表プロデューサーは、「エイベックスはとても理想的なパートナー。希望と夢をもって新しいプロジェクトにとりかかっている。」と挨拶。一方の松浦勝人エイベックスCEOは、ヤン会長・代表プロデューサーと趣味がほとんど同じだったというエピソードを披露しつつ、「巷ではK-POPだJ-POPだと言われるが、YG Entertainmentとエイベックスで“YGEXサウンド”を確立してみなさんに届けていく。」と、決意を述べた。

さらに会見に登場した所属アーティスト・BIGBANGのG-DRAGONは、「YG FAMILYが一致団結できることが心強い。」とコメント。「出番前に(TBSの)安住アナに似ているか訊かれた」と、司会のアンジャッシュ渡部に舞台裏での出来事を暴露されたV.Iは「これからもっと僕たちのやりたかった音楽ができると思います。もっと頑張っていきます。」と、YGEXの一員としての意気込みを語る。

また、2005年から2007年まで日本でも作品をリリースしていたSE7ENは、「YGEXでYG FAMILY全員が活動できることをうれしく思います。これから、再び日本での活動を頑張っていきますので、よろしくお願いします。」と、あらためて挨拶。ちなみに、空港に迎えに来てくれていた日本のファンと久しぶりに再開して、「日本を離れている間に、ファンのみなさんが、より綺麗になってビックリした。」と、爽やかに話していた。

2NE1の“広報部長”を務めるDARAには、今後のプロモーション展開についての質問が。DARAは、「韓国でいろいろ楽しいことを考えてプロモーションしてきました。日本でも楽しいことを考えて広報していきます。また、YG Entertainmentは今年15周年を迎えます。これを記念して、YG FAMILYによるコンサートを韓国と、そして日本で開催します。みなさん遊びましょう! 頑張ります!」と、とびきりの笑顔を見せる。そんなDARAの可愛さには、集まった報道陣や関係者から思わずため息にも似た声が出るほどだった。

YG FAMILYの中で一番先輩のGUMMYからは、「日本で活動するのは一番後輩なので、頑張らなきゃと思います。今、いろんな音楽を準備しています。また、YG FAMILYのひとりとコラボする曲もあるので、楽しみにしていてください。」と、10月リリースを予定しているミニアルバムについて、聞き逃せない発言が飛び出した。

今後YGEXからは、上記GUMMYのミニアルバムのほか、SE7ENが秋から冬にかけてミニアルバムをリリースする予定。BIG BANGもG-DRAGON、T.O.P、SOL、V.Iがソロもしくはユニットで活動を行なう予定となっている。

また、9月21日にミニアルバムのリリースがアナウンスされていた2NE1は、さらに初のジャパンツアー<2NE1 1st Japan Tour “NOLZA in Japan”>を9月より実施。そのほか、YG Entertainmentの15周年企画が日本でも開催されたり、YGEXから、新人アーティストが日韓同時にデビューする計画があることも、今回の会見で明らかにされた。

なお、この会見の模様はUSTREAMを使って全世界に生配信。配信終了後には、そのままステージ上にてフォトセッションが行なわれた。フォトセッションでは、当初、前方のセンターにいたSE7ENの後ろに2NE1のメンバーがくる並び方がとられていたが、そのまま撮影すると、2NE1のメンバーがSE7ENの後ろに隠れてしまうことに。これに気づいたSE7ENは、自ら後ろに移動して、2NE1に前へ出るよう促す、という一幕も(通常、フォトセッション時の並びというのは、臨機応変に変更することはできない)。みんながちゃんと写るように、と、センターポジションを後輩に譲るSE7ENのそんな気配りからは、YG FAMILYとしてのアットホームな絆の一端を感じることができた。ちなみにこのフォトセッションも、最後にはSE7ENの号令によってメンバー一同が頭を下げて終了した。

YG EntertainmentはR&BやHIP HOP分野のプロデュースに定評のあるプロダクション。それまでポピュラーではなかった同ジャンルをメジャーに押し上げたことにより、現在、所属アーティストは韓国内のみならずアジアを含む全世界から支持を得ている。

text by ytsuji a.k.a 編集部(つ)

◆YGEX オフィシャルサイト
◆BARKS アジアンアーティスト チャンネル
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