マシュー・ハーバート、ついに豚の一生が完成

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鬼才マシュー・ハーバートが2010年春に開始した“ワン”シリーズ、第3弾にして完結編となる『ワン・ピッグ』が遂に8月24日に日本先行発売となる。そう、完成してしまったのだ。

◆マシュー・ハーバート画像

第1弾はある男の人生となる一日をテーマにした『One One』、第2弾は全トラックをひとつのクラブで作り上げた『One Club』、そして第3弾はアナウンスのあったとおり『ワン・ピッグ』…豚の一生を辿った作品だ。

その名のとおり一匹の豚に焦点を絞り、誕生から死、そしてその豚が調理されて食されるまで、その一生を追いかける過程で生まれたサウンドから構築されたという作品なのだ。今まで数多くの話題作を生み出してきたハーバートのなかでも、最もユニークかつ衝撃的なコンセプトを持つアルバムとなっている。…というか、鬼才の考えていることは分からん。

マシュー・ハーバート自身は本作について以下のように語っている。「このアルバムは、ある豚が一生で発する音を使って作られる。その豚の誕生の瞬間、生きている間、死を迎える瞬間、そしてシェフに渡りご馳走が用意される間、その全てが録音される。そして音楽となる。」

やっぱり奇才の考えていることは分からん。

そんな衝撃すぎる『ワン・ピッグ』の発売に先駆け、マシュー・ハーバート日本公式サイトがオープンしている。制作時にハーバートが付けていた「豚日記」の日本語版も近日公開される予定なので、こちらをお楽しみに。ハーバート、面白すぎるぶー。

そして、その『ワン・ピッグ』を引っ提げて、マシュー・ハーバートが久々の来日ツアーを行なうというから、既にワクワクが止まらない。今回、LIQUIDROOMで行なわれる東京公演では、本作のためのスペシャルなセットアップで行われる『ワン・ピッグ』ライヴを、そしてMETROでの京都公演ではDJセットが披露される予定だ。毎回ユニークな趣向でオーディエンスを圧倒するライヴ・パフォーマンスを見せてくれるハーバートだけに、どちらも見逃せないものとなる。

なお、『ワン・ピッグ』と同時に、ハーバートの最高傑作の1枚である2001年のクラシック『ボディリー・ファンクションズ』がデラックス・エデションにてリイシューされる。こちらもチェックを。

<マシュー・ハーバート来日公演>
9月22日(木)東京・恵比寿LIQUIDROOM
LIQUIDROOM 7th ANNIVERSARY and Hostess Club presents Matthew Herbert's ONE PIG
¥6,000(前売り / ドリンク代別)
[問]LIQUIDROOM / 03-5464-0800

9月23日(金・祝日)京都・CLUB METRO
Angle × Matthew Herbert~ Matthew Herbert album『ONE PIG』『Bodily Functions (Special Edition)』W release party!!~
¥2,500(前売り / ドリンク代別)
[問]京都Club METRO / 075-752-4765

『One Pig(ワン・ピッグ)』
2011年8月24日 日本先行発売
HSE-30273 2,490円(税込)
※日本盤先行発売、ボーナストラック、歌詞対訳、ライナーノーツ付

『Bodily Functions - Special Edition(ボディリー・ファンクションズ<スペシャル・エディション>)』
2011年8月24日
HSE-30274 2,490円(税込)
※CD2枚組、ボーナストラック、歌詞対訳、ライナーノーツ付

◆マシュー・ハーバート・オフィシャルサイト
◆BARKS洋楽チャンネル
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