エイミー・ワインハウス、亡くなる3日前に<iTunes Festival>飛び入り出演

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ロンドン最高峰のライヴハウス The Roundhouse で、31夜連続で繰り広げられているライヴイベント<iTunes Festival London 2011>。このイベントに、7月23日に急逝したエイミー・ワインハウスが飛び入り出演していたことをご存知だろうか。

エイミーが出演したのは、現地時間の7月20日(日本時間の7月21日)に行なわれたディオンヌ・ブロムフィールドのライヴ。開始から23分過ぎに披露した「Mama Said」でスペシャルゲストとしてディオンヌからステージに呼び込まれた。黒のポロシャツにデニム姿で現れたエイミーは、ディオンヌと抱き合い、彼女の歌う「Mama Said」のリズムに気持よさそうに身体を委ねていた。

ディオンヌ・ブロムフィールドといえば、エイミー・ワインハウスがその才能に惚れ込んで、自らレーベルを立ち上げてデビューさせたアーティスト。エイミーの最後となってしまったTwitterのつぶやきも、ディオンヌの作品についてだった。

一方、アーティストとしての“生みの親”を失ったディオンヌ・ブロムフィールドは、自身のTwitterおよびFacebookに、「永遠に私の胸の中に……愛しています、エイミー(Forever in my heart....love you always #amy ♥)」「途方に暮れています……エイミーは私のインスピレーションだった(I'm totally devastated... Amy was my inspiration.)」と、悲痛な思いを綴っている。

エイミー・ワインハウスが駆けつけたディオンヌ・ブロムフィールドのステージをはじめ、<iTunes Festival London 2011>のこれまでのライヴはアーカイブとして公開されている。<iTunes Festival London 2011>の視聴(生放送 / アーカイブ)は、iTunes Storeか、もしくはiPhone、iPadアプリから無料で可能だ。

また、エイミー・ワインハウスの訃報を受けて、iTunes Storeでは、彼女のアルバムが急上昇中。アメリカなど世界17カ国におけるiTunes Storeの総合トップアルバムで1位を獲得している。日本のiTunes Storeでも、総合トップアルバムで『Back To Black (Deluxe Edition)』が3位、5年前の2007年、最初の<iTunes Festival>に出演した際のライヴ音源EPは6位。その他『Back to Black』が11位、『Frank (Deluxe Edition)』29位などとなっている(2011年7月26日8時現在)。

text by ytsuji a.k.a 編集部(つ)
◆参考:ディオンヌ・ブロムフィールド「Mama Said」ミュージックビデオ、<iTunes Festival London 2011>ヘッドライナーラインナップ
◆BARKS iTunes チャンネル
◆BARKS洋楽チャンネル
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