ノエル・ギャラガー、新曲PV公開

ツイート
ノエル・ギャラガーのアルバム『ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』からの新曲「ザ・デス・オブ・ユー・アンド・ミー」のビデオが全世界で解禁となり、ここ日本ではGyaOにて公開が始まった。

◆ノエル・ギャラガー画像

今回のシングル公開に先だち、ロンドンで行なわれた記者会見では、「The Death Of You And Me(=僕と君の最期)」は、リアムの決裂について歌ったものか?という記者からの質問に対し、否定していたのはお伝えしていた通り。自分と妻について書いた曲でむしろロマンティックな歌と述べていた。

「“もしこの場所を離れなければ、それは君と僕の最期となる”ということわざがあるだろう?いつだって自分たちを取り囲む抑圧的な状況から、自由に飛び出して、幸せな人生を送ることができる。そういうことを歌ったロマンティックな曲だよ。まぁ別に、俺とリアムの歌だと思ってもらっても構わない、止めはしないよ(笑)」──ノエル・ギャラガー

そんなノエルの思いは、新進気鋭のビデオ監督マイク・ブルースによるシネマのような美しい映像によって、より一層心に訴えかけるものとなったようだ。ビデオが撮影されたのは、夏の日差しが厳しいカリフォルニアの砂漠。舞台は田舎町のさびれたダイナーで、1人のウェイトレス中心にストーリーは進行する。まるで人生の醜悪なものを象徴するような客に接し、何かを決意する彼女。そんな彼女をそっと後押しするノエル。そして彼女の前に非現実的な世界から降りてきたような楽団と馬車が到着。その馬車の扉がそっと開き、彼女は歩み寄って行くが…。

楽曲自体の解釈は「聴く人にまかせたい」と語っていたノエルのコメント通り、ビデオに登場するウェイトレスの女性が、その馬車に乗るのか、あるいはどこに行こうとするのか、それも聴き手次第という神秘的なビデオに仕上がっている。

先日公開されたジャケットのアートワークも、聴き手に解釈を委ねるようなものだ。ジャケットに映っているのは、映画館のそばを通り過ぎるカップル、そして映画館の上映作品タイトルには“It's never too late to be what U might have been”(今からでも、あなたがなっていたかもしれない人になることはできる)の文字。<逃げよう 君と俺で 永遠に俺たちは自由になれる 君と俺を苦しめるやつらから 逃げ出して自由に人生を送るんだ>と歌う新曲の歌詞を象徴しているようなこの映画タイトルにも、ノエルからのメッセージが込められている。

この新曲を含む全12曲(日本盤ボーナストラック2曲含む)を収録した初ソロ・アルバム『ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』は、本国イギリスに先駆け、ここ日本で10月12日に先行発売となる。

なお、サマーソニック2011で初来日、その後9月に初のジャパン・ツアーを行なうビーディ・アイは、8月3日に日本支援チャリティー・ソング「アクロス・ザ・ユニバース」(ビートルズのカヴァー)を期間限定デジタル・リリース、さらに8月24日には来日を祝して日本企画の来日記念限定盤をリリースする。「アクロス・ザ・ユニバース」は、2011年4月にイギリスで行なわれたビーディ・アイ主催のチャリティー・イベント<ジャパン・ディザスター・ベネフィット>にて最後に日本国旗をバックに歌われた楽曲であり、日本での収益も全て日本赤十字社へ寄付されるものだ。

photo by Lawrence Watson

『ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』
2011年10月12日 日本先行発売
初回限定CD+DVD 3150円(税込)
通常盤CD 2520円(税込)
※日本盤ボーナストラック2曲収録予定

◆「ザ・デス・オブ・ユー・アンド・ミー」(GyaO)
◆ノエル・ギャラガー・オフィシャルサイト
◆ノエル・ギャラガー・オフィシャルサイト(海外)
◆ノエル・ギャラガー日本オフィシャルツイッター
◆BARKS洋楽チャンネル
この記事をツイート

この記事の関連情報