-異種格闘技対談-Ring【round2】第18回/冠徹弥(THE冠)&ガラ(MERRY)

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-異種格闘対談-Ring【round2】第18回

冠 徹弥(THE冠/Vo)/ ガラ(MERRY/Vo)/逹瑯(ムック/Vo)

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冠:どうしたらそんな清潔感が出るん!?
逹瑯:何をおっしゃいますか。
ガラ:僕と達瑯なんてヴィジュアル界のハイエナですから。

――冠さんのルーツって何処なんですか?

冠:やっぱヘヴィメタルです。僕達の若い頃って、ジャパメタ・ブームやったんですよ。LOUDNESSとかEARTHSHAKERとか、44MAGNUMとか。

――ですよね。私もそこから入りました、ヘヴィメタルの道に(笑)。

冠:ですよね(笑)。僕ら1995年にビクターからデビューしたんですけど、最初は聖飢魔IIのルーク篁III世参謀さんにプロデュースしてもらったんですよ。

逹瑯:1995年かぁ。まだムックなかったなぁ。高校1年生ですよ、俺。同期のバンドって誰ですか?

冠:ちょっと先輩にTHE MAD CAPSULE MARKETSとか、あとは幻覚アレルギーとか。シャ乱Qさんとか。関西おもろい系バンドさんが勢いあった時代でもあって。僕はそのときはTHE冠じゃなくてSoWhat?っていうバンド名だったんですけど。事務所は吉本興業だったんですよ。吉本の音楽部門第一弾だったっていう。

逹瑯:SoWhat?の頃から、いまのキャラクターは変わらずですか?

冠:そうですね。基本、衣装も変わらずな感じで。スタン・ハンセンっていう、プロレスラーみたいな出で立ちというか。海パンにチャプスに皮のチョッキっていう(笑)。

逹瑯:その頃から鉄兜だったんですか?

冠:いや。その頃はテンガロンハット(笑)。

ガラ:かなりのインパクトですよね、鉄兜。やっぱ鉄兜姿の人が隣にいると、かなり威圧感ありますもん(笑)。

冠:何からそんなに身を守りたいねん! っていうね(笑)。

逹瑯:冠さん、1回のステージで何度も衣装チェンジするんですね。浜田省吾さんの格好して出てきたとき、俺、一瞬アクセル・ローズだと思いました(笑)。足下がコンバースとかだったら、完璧アクセル・ローズでしたね!

――赤ベースのタータンチェックのスカートなんか履いちゃってね。

冠:履いちゃってね! いやいや、あの浜田省吾さんのコスプレには意味があって。浜田省吾さんの「MONEY」っていう曲があるんですけど、勝手にその続編として「その後のマネー」っていう曲を作らせてもらって歌ってるっていう。

逹瑯ガラ:あはははは。

冠:好きなんです。浜田省吾さん。ヘヴィメタルを好きなのとはまた別のベクトルで好きというか、リスペクトしてるんです。

ガラ:そうなんですね。

逹瑯:冠さんはカラオケで何歌うんですか?

冠:カラオケはね、ムード歌謡(笑)。こんな格好してますけどね、メタラーなんですけどね、中島みゆきさんが大好きだったりもするんです。メロディとか歌詞の世界観とか大好きなんですよ。中島みゆきさんを独りで聴くのがたまらなく好きなんです。

ガラ:哀しいの好きなんですね。僕も同じです。レトロな感じの歌謡曲って大好きですし、哀しい歌って大好きなんです。

冠:僕もです僕もです。

逹瑯:でも、メタルとまったく共通点がない訳じゃないですよね、そこ。メタルもサウンドはヘヴィで激しいですけど、歌メロ自体はすごくメロディアスだったり哀愁あったりしますもんね。

冠:そうなんですよ!

ガラ:なるほど。ライヴ見ててもすごくメロが残りましたもん、冠さんの曲。納得です。

冠:どっかしら歌謡的なメロディは曲作りのときに入れてしまうんですよね。

ガラ:解ります解ります。やっぱり好きなモノって出ちゃうんですよね。無意識に。染み付いたモノというか。

冠:そうそう。

逹瑯:でも、今はカラオケでEXILEとか歌えるようになんないと。

ガラ:そう。モテないですよ、冠さん。

冠:そこやねん! そこやねん、だから! 俺は今日の対談でそれが一番聞きたかったとこやねん!

逹瑯ガラ:あはははは。

冠:いいですか? 個人的なこと聞いて。

――どうぞどうぞ。なんでもありなので(笑)。

冠:教えて(懇願)! お願い! モテたいねん(切実)! 今回のツアーもな、ツアーと見せかけながら半分は【全国嫁探しの旅】やってん!

ガラ:それライヴのMCでも言ってましたよね(笑)。でも、“一緒に写真撮ってください”っていわれても、そこから先には進めないって。

冠:そうやねん! そこまではいくねん。でもな“ほな、この後ちょっと飲みにでも行こか?”っていうと、“あ、それはちょっと……”って断られんねん! どういうこっちゃねん! っていう(怒)!

逹瑯:あははは。

ガラ:そこからがっていう(笑)。

冠:そやねん。そこからが大事やろ! っていう。なんでモテへんねやろ?

――じゃぁ、そのモテる秘訣とやらを聞いていきましょか。一応モテてるとされてる2人なので(笑)。

ガラ:いやいやいや、なにをおっしゃいます。僕なんて(謙遜)。逹瑯さんの方おモテになられるので、こちらへどうぞ(逹瑯に話を促す)。

――事前に事故防止したでしょ、ガラくん(笑)。

ガラ:いやいやいやいや。僕なんて本当にモテないですから。

冠:なんなん、その清潔感! どうしたらそんな清潔感が出るん!?

――え!? 清潔感……あります?

ガラ:あはははは。間違いなくないですよね(笑)。

冠:あるよぉ〜。めちゃめちゃ好青年や〜ん。

――え!?

逹瑯:え!?

ガラ:え!?

冠:え(笑)!?

逹瑯:何をおっしゃいますか。ウチらなんてハイエナみたいなもんですから。

ガラ:そうですよ。僕と達瑯なんてヴィジュアル界のハイエナですからね。

冠:あははは。うそぉ〜ん(笑)。

――そうですよ、だって職務質問されるくらいですから(笑)。

逹瑯:ホントだよ! また怒りが込み上げてきた(笑)。よくされますからね(笑)。さっきの話の続きします(笑)?

冠:もぉな、ウチも昔酷いことあってん! 昔ハイエースみたいな機材車で移動してたことあったんやけど、やっぱいきなり職務質問されてな。でも、ほんまにやましいとこないから、“どうぞどうぞ。ほんまになんもないから! そんな疑ってなんもなかったらどうしてくれるん!?”くらいにめちゃめちゃ余裕かましてたら、車の後ろの座席の背中のポケットから、ちっちゃなジッパー付きの袋が一個出てきてん。

逹瑯ガラ:ふんふんふん(興味津々)。

冠:でもな、それ、メンバー誰も見覚えない小袋やってん。それで、みんな一気に挙動不審になって。それを見た警察が鬼の首を取ったようにその袋を目の前に突き出してきて、“ん? なんやこれは。こん中何入ってんねん?”って。それでな、中開けられてん。

逹瑯ガラ:ふんふんふん(興味津々)。

冠:そしたらそん中から…………生理用のナプキンが出てきてん。

逹瑯ガラ:(大爆笑)

冠:当時1人だけ女性スタッフがいてたんやけど、そいつがそこに入れて忘れてたらしくて………。もぉそのスタッフ俺らに大目玉っすよ(笑)。“そんなとこに生理用のナプキン入れとくなっ!”って(笑)。激切れですよ(笑)。

ガラ:あははは。俺、職務質問じゃないけどそれに近いことありましたよ。ちょっと話の種類が違うかもしれないんですけど、機材車繋がりで思い出した話を一つしてもいいですか? 昔、逹瑯と一緒にライヴに行ったとき、マネージャーさんが一緒に車に乗せていってくれるって言ったんで、待ち合わせ場所まで電車で行ったんですよ。その電車の中で自分の着てた上着のポッケからパンティーストッキングがずるぅ〜んと出てきて、電車の中でめちゃめちゃ恥ずかしい思いをしたんです。

逹瑯冠:あはははは。何それ!?

ガラ:いや。謎なんですけど……きっと誰かにイタズラされたんだと思うんですよ……。

逹瑯:あははは。それ、新種のイタズラだなぁ(笑)。いいねぇ! いいヒントもらっちゃった! 俺、それ今度誰かにやろっと。

ガラ:うわ。なんかすっごく変なこと植え付けちゃいました……。

冠:ところで、そのパンストどうしたん?

逹瑯:たしかに。パンストの行方が気になる。

冠:機材車とまだ繋がってないってことは!?

ガラ:パンストは………ムックの機材車の後ろの座席のポッケに突っ込んでおきました(告白)。

逹瑯:あははは(爆笑)。

逹瑯:全然知らなかった(笑)。じゃあなに? 今、ムックの機材車のポッケ見たらパンスト出てくんの!? 嫌だねそれ(笑)。メンバーの誰かが見つけたら確実に気まずい空気流れること間違いなしだね。ちょっと何してくれてんの(笑)! でも、今のイタズラ話はいいわぁ。それホント、次誰かにやってやろ。パンストじゃなくてもパンツとかでもいいよね。応用きいていいね。

――そんな応用きかせてどうすんの……。

ガラ:ですよね。ホント、今、自分で言っといてなんですけど、完全に自爆するパターンだなと。嫌なヒント与えちゃいました……。

冠:あははは。事故る要素をね(笑)。

ガラ:はい……。与えちゃいました……。

逹瑯:(満足げ)

⇒NEXT INTERVIEW-3

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