X JAPAN南米上陸、チリ・サンティアゴでは美しい一体感に

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現地時間9月9日(金)、X JAPANがついに南米の地に降り立ち、南米ツアーの幕開けを飾った。チリ・サンティアゴの「Teatro Caupolican(テアトロ・コンポリカン)」には、4,000人のロック・ファンが集まった。

◆X JAPAN@チリ・サンティアゴ画像

X JAPANが南米でコンサートを行なうのはもちろん初めてのこと。北米やヨーロッパと違わず、現地メディアからの注目も熱く、待ちわびたファン達は会場入り口から1km以上の長い列をなした。列の前方には3日前から徹夜で並びはじめたというつわものも現れ、念願の南米上陸をともに祝うこととなった。

この日のセットメニューは、北米ツアーと同等の内容でスタート。Yoshikiは観客席に向かって2回もダイブ、初日から怪我を負うほどのエキサイティングな初日を飾った。

チリは、2010年2月にチリ中部沿岸地震を経験したという痛ましい背景もあり、この日のテアトロ・コンポリカン会場は、お互いを助け合おうという美しい一体感に満ちていた。アンコールではファンがチリの国歌を合唱するという一幕もあり、国が背負った歴史や時代性が色濃く反映するのも、X JAPANにとっては新鮮な経験となったことだろう。オーディエンスの年齢層は16歳から25歳と若い層が大多数を占めており、X JAPANが国境ならず世代を超え、若年層に深く広く浸透していた事実があからさまとなった。

本編最後となる「X」では、オーディエンス全員がXジャンプで会場を揺らし、大団円を迎えた。日本の真裏にあるサンティアゴにおいても、XジャンプはX JAPANとファンを結び無言で交流を図る世界共通言語だったことが明らかとなった。

次の目的地は9月11日、ブラジルのサンパウロだ。世界の中でも最もへヴィ―なロックが熱く支持されるブラジルの地において、X JAPANの咆哮は、現地ロック・ファンをどのようにねじ伏せるか、X JAPANの世界制覇の旅はこれからだ。

<X JAPAN@チリ・サンティアゴ>
SE
1.JADE
2.Rusty Nail
3.Silent Jealousy
4.DRAIN
・SUGIZO Violin Solo
・YOSHIKI Piano Solo
5.紅
6.Born To Be Free
・YOSHIKI Drums Solo
7.I.V.
8.X
ENCORE
9.Forever Love
10.Endless Rain
11.Art of Life

<X JAPAN南米ツアー>
9月9日(金)Teatro Caupolican, Santiago, Chile
9月11日(日)HSBC Brasil, Sao Paulo, Brasil
9月14日(水)Teatro Colegiales, Buenos Aires, Argentina
9月16日(金)Scencia Hall, Lima, Peru
9月18日(日)Circo Volador, Mexico City, Mexico

<X JAPANアジアツアー>
10月28日(金)ソウル(Olympic Park Gymnastics Stadium)
10月30日(日)上海(Shanghai Grand Stage)
11月2日(水)北京(MasterCard Center)
11月4日(金)香港(Asia World Expo)
11月6日(日)台北(TWTC Nangang Exhibition Hall)
11月8日(火)バンコク(Impact Arena)

◆X JAPANオフィシャルサイト
◆YOSHIKI オフィシャルツイッター
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