ポルノグラフィティ、東日本大震災被災地へ漁船を贈るためのライヴ開催

9月10日（土）、ポルノグラフィティが2011年初となる単独ライヴ＜つま恋ロマンスポルノ’11　～ポルノ丸～＞の初日を迎えた。

静岡県掛川市のヤマハリゾートつま恋にて9月10日（土）、11日（日）の2日間に渡って行なわれた今回の野外ライヴは、のべ5万人を動員。全国ツアーとは別に、過去にも東京ドームをはじめ、横浜スタジアムや淡路島などで行われてきた単発ライヴ＜ロマンスポルノ＞シリーズのつま恋版。＜ロマンスポルノ＞としては、2009年11月の東京ドーム公演以来の開催となった。

サブタイトル“～ポルノ丸～”は、島（広島県因島）出身であるメンバーが、東日本大震災で甚大な被害を受けた被災地沿岸部で船が不足しているという情報を聞き、ライヴ活動を通して「漁船を贈りたい」という目標を意思表示するという思いが込められおり、当日設置される募金箱による募金と、販売されるチャリティーグッズ（ハンカチ）の収益が全て漁船の購入資金に充てられる事となった。

9月とは思えぬ猛暑日となったライヴ初日。イベント会場に集まったファンは今か今かとポルノグラフィティの登場を待ちわびた。

時刻が14時を過ぎるとライヴ会場にはアナウンスが響き渡る。ビジョンにはメンバーが登場し、2011年3月11日（金）に発生した東日本大震災の被災者の方々への黙とうが行なわれて、ライヴがスタートした。

ライヴでは9月21日（水）にリリース予定のニュー・シングル「ワンモアタイム」を含む全25曲を披露。ポルノグラフィティならではの最高のパフォーマンスで会場に訪れたファンを大いに楽しませた。

ライヴ終盤になり昭仁（Vo)は震災から半年間を振り返り「幸せなこと、楽しいことばかりでなく、つらいこと、悲しいことも起こり得ると教えられた。わしらは、今ある『幸せ』を確かめ合って、こぼれ落ちんように大切に守っていけんと思う」と語り、晴一(G)からは「敢えてこのタイミングだからこそ、この日会場に足を運んでくれたファンと共に、明日への希望を意味するウェーブを行いたい」と提案がなされ、明日への希望をのせたウェーブが会場を通り抜けた。

ポルノグラフィティは今後、12月24日（土）、12月25日（日）、12月31日（土）に千葉市の幕張メッセでクリスマス＆年末ライブを行なう。

33th Single
「ワンモアタイム」
2011年9月21日発売

＜クリスマス&年末　SPECIAL LIVE＞
12月24日（土）
12月25日（日）
12月31日（土）　*年越しカウントダウンLIVE
会場：幕張メッセ（千葉県） 国際展示場　9～11ホール

◆オフィシャル・サイト