東方神起、「がっかりさせたくないから、頑張っていきたい」

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約2年振り、再始動後初となる東方神起のオリジナルアルバム『TONE』。9月28日のリリースを記念して、9月27日から29日の21時までの期間限定で、新宿ステーションスクエアにて巨大ビジュアルが展示されている。27日18時の展示開始を前に、青山にあるエイベックス本社で、東方神起のユンホとチャンミンがこのビジュアルにサインを入れるとともに、記者会見を開いた。

◆東方神起 画像@ 2011.09.27巨大ビジュアル完成披露

今回のアルバムは、「応援してくれているみなさんに、感謝の気持ちをこめて、ふたりで一生懸命頑張ったアルバム」と、ふたりにとっても想い入れの強い、ファンへの感謝の気持ちを込めた作品。そこで、ひとりでも多くの人にその気持ちを伝えたいということから、乗降客の多いターミナル駅・新宿に、高さ12m×幅9mの巨大ビジュアルを掲載することに決めた。

なお、当初は東方神起のふたりが実際に展示場所となった新宿ステーションスクエアまで足を運んで、直接感謝の気持ちを伝える、という企画だったが、これを実行に移すとファンが同所に殺到し、利用者の混乱を招きかねないという判断から、急遽ふたりが所属するエイベックスの本社に場所を移しての会見となった。

エイベックス本社では、安全上の理由から高さ5mに制限しての展示。それでも迫力は十分で、ビジュアルを目の当たりにしたチャンミンは「ほんとに大きいです。それしかない。」と、言葉も出ない様子。ふたりは、その大きなビジュアルに自ら大きなマジックを手にして、大きくサインを入れた。

「ペンも大きいです。サインも大きくしないといけないので、(書くときに)踊っちゃったです。」── ユンホ

続いて行なわれた記者会見では、ふたりのユニークな面と、真面目な面が交互に顔を出す。久しぶりのアルバム『TONE』についてのコメント中、上空を飛んでいたヘリ(の音)という邪魔が入り、会見は一時中断に。チャンミンは空を見上げて「ホントにうるさいですね。」とつぶやいて、その場の空気を和ませる。さらに、報道陣から「今の質問の答え、もう一度お願いできますか?」とリクエストされたユンホは、「はい、大丈夫です!」と、ハツラツと返事をするものの、「あ……どんな質問?」と、切り返す。これには会場にいた取材陣、スタッフ誰もが大爆笑となった。

なお、そんなアルバム『TONE』について、ユンホは「ふたりの色のトーンだったり、声のトーンだったり。そして、みなさんに感謝の気持ちを込めたアルバムです。」と、コンセプトを説明。チャンミンはユンホの言葉に加えて「アーティストとしてすべてのトーンを操ることができたら、素敵ですよね。そんな思いも込めました。」と、語りかけた。さらにアルバム収録曲の中でのお気に入りな曲として、ユンホは“ふたりのバランスを感じられる曲”「Duet」を、チャンミンは“スタイリッシュな、新たな東方神起を見れる曲”として「B.U.T (BE-AU-TY)」を挙げていた。

再始動してから成長したと思う部分についての質問では、なぜか「顔は老けた」というフレーズがキーワードのようにふたりの口から飛び出す。ユンホは、「確かに顔は老けたけど……自分の口で言うのは恥ずかしいですけど、前と比べてオトナになった気がして、そんな感情も込めたアルバムです。」と、少し照れながら自己分析。さらにユンホは、チャンミンが、「自分の口でいうのは恥ずかしいですけど、昔よりは歌唱力だったり歌い方だったり、声のトーンだったり。……顔も老けましたが。成長していきたいとは昔から思っているんですが、そうなっているんじゃないかな。」と、話すと、「チャンミンは頑張ってますね。仕事に対して、今まで以上に、昔よりもっと真面目に頑張っています。」と、絶賛する。そんなユンホの発言に対して、チャンミンは堂々と一言「その通りです!」。次の瞬間、ユンホを含め、会場から再び大きな笑いが起こっていた。

また最近、ふたりは「家でのんびりビール飲むことにハマっている(チャンミン)」「アメリカのドラマにハマっている(ユンホ)」とのこと。ただ、今は、日本と韓国を行き来し、さらにそのほかの国でも活動するなど、なかなかプライベートの時間がとれないのが実情のようだ。会見中、多忙を極める東方神起としての活動にかける想いをふたりは以下のように語っていたのがとても印象的だった。

「長い時間を待ってくれたファンのみなさんに、素敵な音楽とカッコイイパフォーマンスを見せたかった。アルバムだけでなく、これからの活動だったり、ライヴだったり、たくさん注目してほしい。待っていてくれた時間が無駄だったってがっかりさせたくないから、頑張っていきたいです。」── 東方神起

東方神起は、2012年1月より全国9カ所14公演のアリーナツアー<東方神起 LIVE TOUR 2012 ~TONE~>を行なう。

text and photo by ytsuji a.k.a 編集部(つ)
◆東方神起 オフィシャルサイト
◆アジアンアーティスト チャンネル
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