-異種格闘技対談-Ring【round2】第20回/流原蓮次(風男塾)

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-異種格闘対談-Ring【round2】第20回

逹瑯(ムック/Vo)ゲスト 流原蓮次(風男塾)

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蓮次:卒業式には第2ボタンなくなりました?
逹瑯:いや。俺はその当時付き合ってた子に学ランごとあげたね。

――あ、設定が定まっていない感じ?

蓮次:いや、設定とかないっすから(笑)!

逹瑯:でもグレーなんだ(笑)。漫画も好きなんでしょ? どんな漫画が好きなの?

蓮次:仁侠漫画です!

逹瑯:仁侠漫画って何がある?

蓮次:『土竜の唄』とか『サンクチュアリ』とか好きですね。

逹瑯:仁侠漫画好きだったら『銀牙-流れ星 銀-』って知ってる? あれ面白いよ。犬が主人公の漫画なんだけど、あれが犬じゃなかったら完全にヤクザ漫画だよね? っていうストーリーなんだよね(笑)。銀っていう犬が、父ちゃんをツキノワグマに殺されちゃうんだけど、犬同士が団結してクマを倒しに行くのよ。犬の台詞が完全に仁侠な訳よ。“アイツには義理があるからな”とかって(笑)。あれはね、犬じゃなかったら完全にヤクザ漫画だね。好きかもよ、仁侠系好きだったら。

蓮次:あ、なんとなくそのストーリー聞いたことあります! 今度読んでみます! あの、俺、犬苦手なんですけど、イケますかね?

逹瑯:イケるイケる(笑)。オススメだよ。ヤンキー漫画は読まないの?

蓮次:読みます読みます! むしろ大好きです。恋愛モノみたいなのはあんま読まないんですよ。

逹瑯:ヤンキー漫画は何読むの?

蓮次:いや、あの、そのたくさん……。

逹瑯:ん? さては詳しくないし、読んでないな? そこも設定!?

蓮次:いやいや、読んでます読んでます! いっぱい読み過ぎてて何から上げていいか分からなかったんですよ。『クローズ』とか『ヤングキング』とかも大好きです。

逹瑯:『BADBOYS』は?

蓮次:読んでないです。

逹瑯:読んでないかぁ〜。俺ね、ヤンキー漫画の中では『BADBOYS』が1番好きかも。広島の暴走族の話なんだよね。すっげぇリアルなの。面白いよ。あのね、続編に『グレアー』っていうのがあんだけど、そこまで全部読んでやっと完結したって感じがするよ。

蓮次:マジっすか! 読んでみます!

――私達世代でヤンキー漫画と言えば『ハイティーン・ブギ』だったなぁ。

逹瑯:なにそれ!

――え!? 『ハイティーン・ブギ』知らないの!? 王道だよ、ヤンキーが真面目なヒロインを好きになるっていう。

逹瑯:っていうか、タイトルからして時代を感じるよね。ハイティーンにも時代を感じるし、ブギにも時代を感じる。すごいわ、そのコンボ。その二つがくっついちゃってるんだから最強だよね(笑)。時代を感じるわ。トレンディーだね。

――トレンディーって言葉を使う逹瑯にも時代を感じるけどね(笑)。ま、今敢えて使ったんだろうけど(笑)。ヤンキー漫画はどういうところが面白いの?

蓮次:リアルというか、現実的なんですよ。そこが面白い。

逹瑯:あとね、強い。

――あははは。強いの好き?

逹瑯:うん。強いの好き。

蓮次:やっぱ男は強くてなんぼですよね(共感)! 今の時代、強い男より優しい男の方がモテるみたいですけど、やっぱ男は強くないと。軟弱なのはダメです。

――草食系とかクリーミー系とかチワワ系とか。許せないと。

蓮次:はい。許せないです!

逹瑯:つか、何それ。草食系は分かるけど、クリーミー系とかチワワ系って何(笑)!?

蓮次:今いろいろあるんですよ。ロールキャベツ系とか。

逹瑯:何、それ!? ロールキャベツって食べ物じゃん。どういう男子がそう呼ばれてるの?

蓮次:草食系に見せかけて、実は中身は肉食系っていう男子のことです。

逹瑯:マジ!? すげぇ! 初めて知った! つかでもそれ、1番やっかいというか嫌なタイプじゃない? だって下心満載ってことでしょ? 安心させといてガルルルルってことでしょ(笑)?

蓮次:あはははは。まぁそういうことですね。

逹瑯:最悪でしょ、ロールキャベツ系(笑)。雑食系より上手だねそれ(笑)。

――逹瑯くんは何系?

逹瑯:俺は……谷啓。

――今日の逹瑯冴えてるね。ちょっと古いけど(笑)。

蓮次:あははは。自分、17歳なんで若干解りにくかったですけど……。

逹瑯:あはははは。

――蓮次くんは何系なの?

蓮次:俺はロールキャベツとは逆ですね。ガツガツ行くように見えて、意外と心は草食系です。

――あれ? 軟弱な男はダメだって言ってなかった?

蓮次:あ。そうなんですけど(笑)。

逹瑯:ってことは、肉に包まれた野菜的な?

――難しいな、肉で野菜包むの(笑)。

蓮次:豆腐ハンバーグ系。みたいなもんですかね(笑)。

逹瑯:なるほどね(納得)! っていうか、モテるでしょ? やっぱ卒業式とか後輩から“第2ボタン頂戴”とか言われたりしたの?

蓮次:いや。俺たち男子校なんで、なかなかそういうのないですね。他校の女子生徒がボタン貰いに来る他はそういうのないんですよね。でもやっぱアイドル的な活動してるんで、カッコイイって言われ慣れてはいますけど。逹瑯さんもモテるんじゃないですか? 第2ボタンなくなりました?

逹瑯:いや。俺はその当時付き合ってた子に学ランごとあげたね。

――おっと。随分付き合い長くなるけど、そこまでの話聞いたの初めてだ(笑)。なんかこっちが照れくさいけど、さすがボーイズトークならではの展開だね。

蓮次:甘酸っぱい話ですよね(笑)。でも、こういう機会がないと男同士ではあんまりこういう会話しませんから。

逹瑯:だよね。つか、制服はブレザー?

蓮次:はい、ブレザーです。

逹瑯:学ランの第2ボタンは1番心臓に近いから大事なボタンとされてるんだってさ。ってことはブレザーの第2ボタンだと、ちょっと下過ぎるよね。むしろ股間に近いっていう。

蓮次:それはそれで大事な位置ですよね。

逹瑯:あはははは。そうだね。ある意味すごく大事なところに近いよね(笑)。たしかに。それ納得だわ(笑)。ところで、蓮次くんは休みの日何してんの?

蓮次:ボクシングしてます。

逹瑯:すごいね。オリンピック目指す?

蓮次:いや。オリンピックは目指さないですね(笑)。

逹瑯:目指そうよ! まだ17歳なんでしょ? イケるイケる!

蓮次:いや……顔ボコボコになってライヴするのもどうかと思うので、両立は厳しいですね。なので、趣味程度にしときます。

⇒NEXT INTERVIEW-3

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