AC/DC、リハーサルなしの一発勝負

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リハーサル嫌いのバンドは少なくないが、AC/DCは徹底している。新しいメンバーが加入したばかりでもリハーサルなしでステージに上がるそうだ。

1975~77年の間バンドに参加していたマーク・エヴァンス(B)は、Musicradar.comのインタビューで当時のことをこう振り返っている。「リハーサルがないんだ! 彼らとの初めてのギグは完全に突発的なものだった。オーディションの後だ。地元のパブに彼らを見に行ったんだよ。最初のセットを見て…、2回目のセットで、俺はもう彼らと一緒にステージに上がってプレイしてた」

「最初のUKツアーではリハーサルする場所を借りたんだけど、俺ら、主にエルヴィス・プレスリーの曲をプレイしてた。本物のリハーサル、(自分達の)曲をプレイして大丈夫か確かめるなんてことはやらないんだ」

その潔い(?)姿勢はレコーディングのときも同じだそうだ。「曲はスタジオで作られる。デモなんかない。アンガスとマルコムが、(共プロデューサーの)ジョージ・ヤングになんかプレイし始めて、その場で曲が組み立てられていく。骨組みができると、それをレコーディングするんだ」

また、アンガス(・ヤング)は、スタジオでもステージ同様、飛び回りながら(ときに壁にぶつ当たりながら)ギターをプレイするという。

エヴァンスによると、彼らはビッグになった今でさえ、この姿勢を変えていないはずだという。

Ako Suzuki, London

◆BARKS洋楽チャンネル
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