杉良太郎、日越友好音楽祭や東日本大震災被災地支援、そして受刑者への想いを語る

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10月9日にベトナムの首都・ハノイで開催された<第2回 日越友好音楽祭>。EXILEや倖田來未、AKB48、AAAなど日本のアーティストが出演したこの音楽祭の開催を呼びかけたのは、日越特別大使を務める杉良太郎だった。そんな杉が、徳光和夫がパーソナリティを務める『徳光和夫 とくモリ! 歌謡サタデー』(ニッポン放送 毎週土曜・5:30~10:50)の10月22日放送にゲストとして特別出演する。

舞台やコンサート活動で全国を飛び回るかたわら、独自の福祉活動に取り組んでいる杉良太郎。先ごろ行なわれた番組のコーナー収録では、<日越友好音楽祭>にかける情熱、ベトナム人里子たちの存在の大きさ、東日本大震災の被災者への支援活動の真実、そして長い間の刑務所訪問活動を通じての受刑者との交流など、強い信念に基づく活動の秘話を語った。

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ベトナムの特別大使である杉良太郎は、自らが発起人となった<第2回 日越友好音楽祭>を10月9日にハノイのオペラハウスで開催し、その模様はベトナム全土に生中継された。この音楽祭開催の目的を杉は以下のように語る。

杉良太郎:
「ベトナム人と日本人が一緒に東日本大震災の被災地にエールを送ること、そしてベトナムの心臓疾患の方や口唇口蓋裂に苦しむ方々を支援する、この二つが目的でした。東日本大震災に際して、ベトナムは本当に大きな支援をしてくれたんです。全体で数十億円、個人で1億円の支援をしてくれた人もいます。でも日本ではあまり報道されていない。実はベトナムと日本は強い結びつきがあるのです。」

さらにこの音楽祭には、夫人の伍代夏子をはじめ、日本から若手のアーティストが多数参加した。

杉良太郎:
「EXILEやAKB48、倖田來未といったトップの人気の人たちが忙しいスケジュールを調整してこぞって参加してくれました。ほとんど手弁当ですよ。業界的には普通ムリでしょう、あり得ないと言われましたが実現できました。そして出演者全員がこのイベントの意味を本当に理解してくれていました。」

また、杉良太郎は、50人ものベトナム人の子どもを里子として支援している。

杉良太郎:
「ベトナムの孤児は日本と事情が違います。両親の愛情を感じた事がない子も大勢いる。私は何も見返りは求めません。ただ、若いころから人の思いを大事にするという信条で生きてきました。その結果でしょう。」

さらに、東日本大震災が発生した直後から、杉良太郎は私財を投げ打って大規模な炊き出しを行ない、膨大な量の救援品を被災地に届けてきた。

杉良太郎:
「災害は“明日は我が身”だと思っています。地震も津波も洪水も来ないと思っているところに来ます。こうした思いで、できる事をできる限りしてあげたいと考えて行動するのです。自分で運んで手渡しする、それが大事です。」

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このほか番組では、15歳の頃からずっと続けている刑務所の訪問が評価されて法務大臣から任命された“特別矯正監”としての受刑者への講演活動や彼らとの心の交流など、福祉に邁進する自らの人生をたっぷりと語っている。

この模様は、10月22日朝5時30分からのニッポン放送『徳光和夫 とくモリ! 歌謡サタデー』内で放送される。

◆ニッポン放送『徳光和夫 とくモリ! 歌謡サタデー』
◆アーティストたちの震災復興支援の動きを紹介する「東北地方太平洋沖地震にまつわる音楽・アーティスト関連情報ページ」
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