[2011楽器フェア速報]、「2011楽器フェア」開幕。KORG monotronの新モデルや学研大人の科学SX-150MARKIIもお目見え

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2年に一度の楽器のお祭り「楽器フェア」が11月3日10時より開幕した。開場前から行列ができ、定時のオープンのタイミングで多くの来場客が会場に流れ込んだ。祝日ということもあって来場者の出足は好調の様子。すぐに多くの人で溢れかえっているという状態。各社ブースでは試奏する人でいっぱいだ。

展示スペース入り口付近で来場者を迎えたのが特別展示の2台のピアノ。小室哲哉が使用したモデルと、X JAPANのYOSHIKI使用モデルが並ぶ姿は圧巻。もちろん、タッチはNGだ。


▲「小室哲哉スペシャル EXPO PIANO」は小室氏から定時されたデザインをもとに、ヤマハ伝統の匠の技と先進技術を結集して製作されたピアノ。TMNの1991年からのツアー「TMN EXPO」で活躍したもの。提供はヤマハ。

▲「Yoshiki使用モデル クリスタルグランドピアノ」はYoshiki使用モデルと同型のCR-40N。外装に透明アクリル樹脂を使用したクリスタルグランドピアノだ。提供は河合楽器製作所。

入場した人の多くがまず向かったのが恒例の物販が行われるアウトレットモール。膨大な楽譜がこれでもかと並ぶほか、楽器メーカーのお得なアウトレット品も多数用意されている。バンドスコアを中心とした楽譜は、通常品が消費税分がプライスオフ、○割引のスコアも多数用意されている。

●コルグ「monotron DUO」&「monotron DELAY」が初披露

11月3日発表、即一般公開となったのがコルグの手のひらサイズのシンセサイザー「monotron」の兄弟機「monotron DUO」と「monotron DELAY」。サイズは兄貴の「monotron」とまったく同じ。価格もぐっと下げられているが、その音は兄貴を上回るもの。DUOはオシレーターを2基搭載。音作りの幅が広がっているのが一聴してすぐわかる。一方のDELAYは、名前のとおりディレイを搭載、かなり攻撃的な音が出る。効果音はもちろん、バンドでここ一発の驚かしにも使えそうな破壊力を持っている。


▲monotron DELAY(左)とmonotron DUO(右)。サイズは初代モデル(中央)と同じ。右の写真の一番端のmonotribeと比較するとその小ささがわかる。これら4モデルは多くのデモ機が用意されており、ヘッドフォンで聴き比べも可能な状態。

●学研からはSX-150MARKIIが登場


▲赤いボディが個性を主張するSX-150MARKII。付属の電極棒をカーボンパネルに接触させて演奏するという基本スタイルは変わらない。
同じくコンパクトなシンセとしては、学研の「SX-150MARKII」にも注目。大人の科学マガジン別冊「シンセサイザー・クロニクル」のふろくSX-150を土台に大幅にバージョンアップ、「SOUND GADGET」シリーズとしてリリースされた新モデルだ。今回はふろくではなく、単体パッケージとしてのリリース。演奏性の向上のために、VCF、LFOの2つのコントロールボタンを追加。LFOはFM変調までカバー、RESONANCEも調整できるなどより過激な音作りが可能となっている。価格は7,350円。

SX-150MARKIIは、会場内のアウトレットモールで購入することが可能。また、ブース内には特別展示として、SX-150MARKIIの開発者が手がけた改造モデルやMIDIインターフェースなども展示されている。同じく学研のブースには開発中の電子楽器「UDAR(ウダー)」の試作モデルも展示。円柱にらせん状に巻かれたロープを指で押して演奏するというかなり変わった楽器だ。発売時期は未定とのこと。


▲SX-150MARKII用のMIDIインターフェースはUSB対応のものと合わせて2タイプ展示。その下が開発者によるスタイロフォンタイプのカーボンパネルに改造したモデル。

▲写真下に並ぶ4つの不思議な物体が宇田道信氏が作った「UDAR」。一番右がSOUND GADGETシリーズとしてリリースされるモデルのプロトタイプ。リリースはまだ先。

◆楽器フェア オフィシャルサイト
◆ヤマハ
◆河合楽器製作
◆コルグ
◆BARKS 楽器チャンネル
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