the GazettE、「てめえらの限界見せてみろ!」

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the GazettEが11月21日、市川市文化会館(千葉県市川市)で全国ツアー<the GazettE TOUR11 VENOMOUS CELL>を開いた。ボーカル・RUKIの「気合い見せろ!」の声に集まった2000人が熱狂。ステージでは10月に発売したアルバム『TOXIC』の収録曲を中心に23曲を熱唱した。

◆the GazettE画像

“中毒(TOXIC)”と名付けたアルバムを引っ提げての全国ツアー。ライブでは映像と音をリンクさせたいというメンバーの意向通り、曲ごとに演出が変化していく。色が入り乱れた映像は恍惚感を生み、性的な描写を秘めた映像は観る者を異空間へと誘う。5人の毒はじわじわと広がり、観客を飲みこんでいった。

「てめえらの限界見せてみろ!」というRUKIの挑発に地鳴りのような歓声が沸き起こる。「Hyena」では会場が逆襲とばかりに音を凌駕するような声を5人に向ける。昂ぶりはとどまるところを知らず、互いの気持ちを声と身体でぶつけ合っていた。

飛ばし続けたライブは制限値を超え、終演を知らせるアナウンスが聞こえても、席を離れない観客たち。5分に渡り、再度のアンコールを求めた客の気持ちに応えた5人が再度ステージに姿を現すと、割れんばかりの声が響いた。

RUKIは「おい、お前ら。オレが(アンコールを終え)疲れたって言って帰るとき、オレがまだそこ(ステージ)にいるときから、アンコールって言ってたやついるな。今日は許してやるよ。お前ら、今日は立って帰るなよ。這って帰れ」と会場を見渡すと、「土下座ーーー!」の声を合図に、予定にはなかった「関東土下座組合」を披露。ベースのれいた、ギターの葵、麗らもステージの前方、左右に飛び出し、暴れまわる観客と一つになっていた。

ツアーは10月に幕開け。同地を入れ21本のステージをこなしてきた。初日の国際フォーラムでRUKIは「新曲はまだ身体に入っていない人もいるでしょう。オレたちもどう作って行こうかと思うし、このツアーで一緒にライブを作って行きましょう」と呼びかけ。その言葉通りパフォーマンスと一体感は厚みを増した。栃木(23日)、三重(25日)、岡山(28日)、松山(30日)、札幌(12月3日)を経て、2012年1月14日に迎える最終公演「横浜アリーナ」(横浜市港北区)へ、エンジンを加速していく。

取材・文:西村綾乃

<the GazettE TOUR11-12 VENOMOUS CELL -FINALE- OMEGA>
2012年1月14日(土)
@横浜アリーナ
OPEN 16:00 START 17:00
指定・立見 \6.500
◆チケット詳細&購入ページ
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