Line 6 POD HD、POD HD Pro、POD HD500無償アップデート開始、コントロール性の向上と新機能を追加

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Line 6は、POD HDマルチエフェクト・プロセッサーの無償アップデートを開始した。このファームウェア・アップデートv1.4は、MIDIコントロールの強化、より高速なゲート、可変入力インピーダンス、入力の自由度などをギタリストへ提供する。対象となるのは、「POD HD」、「POD HD Pro」、「POD HD500」。

Line 6の製品マネージャー、エリオット・チェノールトは「この最新アップデートは、膨大な機能を提供する際にもPOD HDを非常に分かりやすいものにするという使命を反映するものです」と述べている。また、「ファームウェア・アップデートv1.4 は、トーンの生成やコントロー ルを行う新しい方法を提供すると同時に、より簡単な操作性を実現しています」としている。

新しい可変入力インピーダンス機能は、トーンを強化する8種類のオプションをギタリストへ提供する機能だ。“Auto”へ設定すると、インピーダンスは最初のアンプ、またはチェーン内の最初のエフェクトへマッチする。これは、モデリングしたオリジナルを接続した場合と同様の反応だ。また7種類用意されたディスクリート抵抗値(22k、32k、70k、90k、230k、1M、3.5M)から選択して、サウンドを自由に調整することも可能。アナログ回路が実際に変更され、その設定はプリセット毎に保存される。

グローバル入力選択機能は、単一の入力ソースを、どんなエフェクトやトーンの組み合わせでも使用できることを意味する。POD HDマルチエフェクト・プロセッサーに異なる入力ソースを記憶させる必要がある場合は、プリセット入力選択モードへ切り替えるだけでよい。

ハード・ゲートは、非常に高速な反応を実現する先進的なゲートだ。ホールド・タイムとディケイ・レート、独立したオープン/クローズ・スレッショルドのコントロールができ、メタルなどあらゆるジャンルに適合します。不安定で“ブツブツ”としたエフェクトを作ることも可能となっている。

MIDIコントロールの強化も注目。外部MIDI コントローラーで「POD HD500」や「POD HD Pro」をコントロールできるのだ。標準的なMIDIメッセージを使って、フットスイッチ1‐8、タップ・テンポ、チューナー、ルーパー・コントロール、エク スプレッション・ペダルへアクセス可能となる。なお、MIDIコントロールは「POD HD500」、「POD HD Pro」のみの対応となる点には注意が必要だ。

ファームウェア・アップデートv1.4 を入手するには、お手持ちの機種をUSB経由でコンピューターへ接続し、ソフトウェアLine 6 Monkeyを起動し、その指示に従うことで行う。v1.4アップデートの詳細は下記リンクから。

◆POD HDアップデート 詳細ページ
◆POD HD 製品詳細ページ
◆Line 6
◆BARKS 楽器チャンネル
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