『ROCK AND READ 039』でNIGHTMAREの柩と石井竜也のコラボが実現

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ミュージシャンの本音に迫るパーソナルロングインタビュー集『ROCK AND READ』の39号が12月19日に発売される。今回の表紙・巻頭を飾るのは柩だ。

◆『ROCK AND READ』柩 画像

『ROCK AND READ』では5年振りの登場となるものだが、前回が生い立ちを深く掘り下げた2万字インタビューだったのに対し、今回は結成12年目を迎えたNIGHTMAREの軌跡を柩目線で振り返った2万字インタビューとなっている。

その中でクライマックスとなるのは、仙台出身の彼にとって、東日本大震災ですべてが変わったという話だ。NIGHTMAREは2011年にエイベックスへの移籍を果たしたが、本来は3月11日に行なわれるはずのライブでその発表をすることになっていたのだという。そんな記念すべき日に、ライブ会場にいた彼らを襲った未曾有の震災。そこで感じた恐怖と、連絡が取れなくなった実家の両親の安否を心配しての焦り、さらに時期尚早と言われながらも敢行した復帰ライブのこと、仙台ライブで帰省したときに見た、変わってしまった思い出の景色のこと…それらをすべて、洗いざらいぶちまけている。NIGHTMAREの、そして柩の、深い闇と光を知ることで、11月にリリースされた最新アルバム『NIGHTMARE』の本質も見えてくるはずだ。

撮影では、石井竜也のアート作品と共演が実現している点も見逃せないところだ。お互いまったく面識のない間柄だったが、柩がたまたまその写真を目にして感動し、どうしてもこの作品とからんだ撮影をしたい、この椅子に座ってみたいと切望したことに端を発している。編集部によると、過去に貸し出した例がないということで難航するかと思われたが、石井竜也に柩のその想いが届いたこと、さらに偶然にもそのオブジェのタイトルが「LEGEND OF NIGHT SKY-夜空の伝説」だったことでNIGHTMAREと“NIGHT”でつながったという嘘のような奇跡性も相まって実現に至ったそうだ。

震災で「悪夢(NIGHTMARE)」を見た柩が、羽根を得て「夜空(NIGHT SKY)」を自由に羽ばたかんとする、そのアーティスティックでメッセージ性にあふれた写真こそ、多くの人の目にしてほしい作品のひとつだ。

なお『ROCK AND READ 039』では、maya(LM.C)、圭(baroque)、TERU(Versailles)、ギル(Angelo)、ZERO(THE MICRO HEAD 4'NS)、歌広場淳(ゴールデンボンバー)、瑠伊(vistlip)、明徳(lynch.)、 メイ(DOG inTheパラレルワールドオーケストラ)、ばる(DuelJewel)、そして裏表紙及び巻末を飾るSUGIZOが登場する。

『ROCK AND READ 039』
A5判:232ページ
1260円
シンコーミュージック・エンタテイメント
2011年12月19日発売
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