防衛省、長渕 剛に特別感謝状を贈呈

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長渕剛が、防衛省から特別感謝状の贈呈を受けることになり、12月20日(火)18:00より、防衛省陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地内講堂にて贈呈式が執り行われた。

◆長渕剛画像

この日、市ヶ谷駐屯地には、市ヶ谷のみならず朝霞や目黒、十条などの各拠点から、陸海空軍併せて約1,500人の自衛官が集結。一川防衛大臣の挨拶ののち、長渕が登壇すると、講堂内はすぐに熱狂の渦と化した。長渕は感謝状を受け取ると、「会えたねまたね!あれからずっと気になってたよ。この感謝状は、隊員の皆さんを始め、音楽や芸能、あるいは役者の方々が、東北の地へ何度も駆け付けてくれて、歌を歌ったりいろんな支援をしてくれたりして、みんなの力で、みんなの結集で、みんなの結束によっていただいた…そんな思いで感謝状を抱きしめました。来年ももっともっと、皆様自衛隊員が僕らに対して、もっともっと希望の灯火と、そして名実共に絆、そして連帯を沢山沢山僕らに見せていただきたい。そして僕も微力ながら参戦して、共に日本の復興のために東北の復興のために頑張りたいと思います。今日は本当にありがとうございました!」と熱く語った。

その後、「こんなにありがたいものを頂戴しておいてさ、このまま帰るわけには行かないだろう!」とギターを手にとり、「俺の太陽」をギター1本で歌い始めた。すぐさま野太い歓声と拳があがる盛り上がりとなり、そのまま「親知らず」へ。20年の時を経て歌詞を大幅に書き直した「親知らず 2012」へと進化を遂げ、<いったい俺たちは『原発』の意味をどれだけ深く深く知っているのか ふるさとを追われた子供の瞳が『もう、やめて!』と泣いてる>と、今の思いがそのままストレートに響き渡った。

さらに、あの松島基地での激励ライブを象徴するとも言える「乾杯」が歌われると、皆が肩を組んでの大合唱と発展、震災以後、これまでとはまた異なる輝きを放ち続けた。

そして最後に歌われたのは、新曲の「ひとつ」だった。

この時代に正面から向き合う楽曲、まさに祈り、鎮魂の想いを込めたこの曲を、長渕は紅白歌合戦でただひとり、東北の地から中継で歌う予定となっている。

◆東北地方太平洋沖地震にまつわる音楽・アーティスト関連情報ページ
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