ブロンド・レッドヘッドによるベネフィット・アルバム『WE ARE THE WORKIN PROGRESS』完成

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ブロンド・レッドヘッドによる、日本のためのベネフィット・アルバム『WE ARE THE WORKIN PROGRESS』が2012年1月10日にリリースとなる。『WE ARE THE WORKIN PROGRESS』は、このアルバムのためにバンドが作ったレーベルAsa Wa Kuruからリリースとなるもの。レーベル名は言葉の通り日本語で「朝は来る」という意味だ。

◆ブロンド・レッドヘッド カズ・マキノ画像

この作品は、東日本大震災で起きた津波の災害に対する持続的なサポートを表す、計14曲からなるベネフィット・アルバムで、ブロンド・レッドヘッドのフロントマン、カズ・マキノの呼びかけによって誕生したもの。仲間や友人にこのプロジェクトのために楽曲を提供してもらえるように呼びかけたところ、そのレスポンスは非常に良いものだったという。ここに出来上がったアルバムは、団結力の感じられる素晴らしい楽曲の結集体だ。

「このアルバムは、私が尊敬するアーティストのエクスクルーシブな楽曲が収録されているの。完成するまでに少し時間がかかったけど、待つ価値があったと思う。特別なものにしたかったから。普通はアルバムに収録しないような楽曲を集めたため、実際に多くの作品がタイトル通りにwork in progress(進行中)なのよね。集めた候補の中から、愛着の湧いたものを選曲したの。リリースには向いてないものかもしれないけど、私達がこよなく愛する楽曲ばかり。こういう未完成の曲の方がエネルギーに溢れてたりするのよね。将来的に化けるかもしれない状態って無限の可能性を秘めている気がする。どの楽曲もお互いに精通するものがあることにも気づいたのよね。友人のスコット・モーが「まるで曲と曲がバトンを渡しているようだ」と言うように、私もそう感じるの。」──カズ・マキノ

アルバムの収益は、Japan SocietyとArchitecture For Humanityおよびその他の団体を通じて全額寄付される。常に状況が変わり、人々の需要もそれによって変化するため、寄付する先の団体を随時増やす事が大事だとカズ・マキノは考えているという。彼女は、人々の生活習慣や考え方を変える事のできる企業と関わり、みんながもっと原子力発電に頼らず生きていけるようになることを望んでいる。

『WE ARE THE WORK IN PROGRESS』
1.MOMA - FOUR TET exclusive
2.NO FACE - KARIN DREIJER ANDERSSON Fever Ray/The Knife, exclusive
3.G SONG - TERRY RILEY exclusive reworking of a song from the 70s by
Terry himself, including new vocals
4.NIGHTCRAWLER - NOSAJ THING exclusive
5.BERCEUSE - JOHN ROBERTS exclusive
6.PENNY SPARKLE - BLONDE REDHEAD Drew Brown exclusive remix of album track
7.BIRD ON A WIRE - PANTHA DU PRINCE exclusive
8.IN HERE THE WORLD BEGINS - BROADCAST re-release of a tour vinyl-only
track
9.DRIP - LIARS/BLONDE REDHEAD previously released track remixed by
Blonde Redhead
10.CURVE - DEERHUNTER exclusive
11.STALAGMITE - STALACTITE Susumu Mukai of Zongamin + Drew Brown, exclusive
12.CASTLES IN THE GRAVE - JOHN MAUS exclusive
13.BAMBOO HOUSE - DAVID SYLVIAN/RYUICHI SAKAMOTO previously released
14.SONG SEVEN - INTERPOL previously released b-side

◆『WE ARE THE WORK IN PROGRESS』オフィシャルサイト
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