屋敷豪太、生誕50周年記念イベントは「一夜限りの80Sトーキョー・サブカル同窓会」?

ポスト
2012年2月で50歳を迎える屋敷豪太が、渋谷AXでバースデー・イベントを開催する。ゲストには、これまで屋敷が関わった1980年代から1990年代にかけてトーキョーのサブカルチャー・シーンを支えたミュージシャン連中が大挙参加するようだ。

◆屋敷豪太画像

屋敷豪太は1981年に日本初のダブ・バンドRUDE FLOWERに参加し音楽家としてのキャリアのスタート。千駄ヶ谷にあった「RISE BAR」のハウス・バンドとして活動したRUDE FLOWERは、その後MUTE BEATに発展し日本で最初のクラブともいわれる原宿「ピテカントロプス・エレクトス」を拠点にダブ・シーンを牽引した。

並行して中西俊夫率いるMELON、WATER MELON GROUPに参加し、日本のヒップホップの黎明期をも支え、後に高木完、藤原ヒロシ、工藤昌之と日本初のヒップホップ専門レーベルMAJOR FORCEの設立に参加する。1987年には単身で渡英し、Soul II Soulのプログラミングを担当しグラウンド・ビートを生み出し、1991年にはシンプリー・レッドに正式メンバーとして加入。1992年からはソロ活動もスタートさせ2000年に帰国した。

イベントを開催するにいたった直接のきっかけは、ザ・ローリング・ストーンズのロン・ウッドの50歳の誕生パーティーに招かれた際に体験した出来事だ。ゲストで来ていたエリック・クラプトンやジェフ・ベックといったそうそうたるミュージシャン達が会場でジャム・セッションを行ってるのを観て、自分も50歳になったら同じ事をやってみたいと思ったのだそうだ。

屋敷豪太の50歳の誕生会イベントには、RUDE FLOWER、MUTE BEAT、東京ブラボー、MELON、WATER MELON GROUPといった1980年代初頭のトーキョーでシーンを発信し続けたミュージシャンが一堂に会するのみならず、小原礼やFIASCO 3といった最近のプロジェクト仲間も参加し、屋敷豪太の全キャリアに関わるアーティストが集合することになりそうだ。イベントのMC、司会は、日本の初期ヒップホップ界を牽引したいとうせいこうが担当する。まさに一夜限りの80Sトーキョー・サブカル同窓会になりそうだ。

<GOTA'S 50th Birthday Party 、 Back to Roots>
2012年2月24日(金)
@SHIBUYA-AX
開場18:00、開演19:00
チケット:2012年1月21日(土)より発売 \5,000(税込)
出演者:屋敷豪太、朝本浩文(MUTE BEAT)、いとうせいこう、岡野ハジメ(東京ブラボー)、小原礼(The Renaissance)、工藤昌之(MELON・MAJOR FORCE)、こだま和文(MUTE BEAT・KODAMA&GOTA)、坂本みつわ(MUTE BEAT・東京ブラボー)、鈴木渉(Fiasco3)、高木完(東京ブラボー・MAJOR FORCE)、竹内朋康(FIASCO 3)、中西俊夫(MELON・WATER MELON GROUP・MAJOR FORCE)、ブラボー小松(東京ブラボー)、松永孝義(MUTE BEAT・MATSUNAGOTA)、松元隆乃(MUTE BEAT・RUDE FLOWER)、宮崎DMX泉(MUTE BEAT)、森雅信(RUDE FLOWER)、他

◆屋敷豪太オフィシャルサイト
◆公演HP・先行予約受付サイト
この記事をポスト

この記事の関連情報