-異種格闘技対談-Ring【round2】第22回/ホリエアツシ(ent、ストレイテナー)

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-異種格闘対談-Ring【round2】第22回

逹瑯(ムック/Vo)ゲスト ホリエアツシ(ent、STRAIGHTENER/Vo,G,Key)

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逹瑯:ミュージシャンとして、最終的にどうなっていたいと思います?
ホリエ:どうなっていたいとかは考えたことないけど、バンドは絶対にやめないと思う。ソロも自分さえやればできることだから。

逹瑯:ホリエさんはソロやってみて、バンドとソロ、やっててどっちが楽しいですか?

ホリエ:バンドですね、やっぱり。ソロはじっくり時間をかけてやるけど、バンドはその瞬間瞬間を吐き出せるし。

逹瑯:ソロだとライヴやっててもホリエさんしか見られてないって休まる時なくないです(笑)?

ホリエ:そこが辛いとこですよね(笑)。

逹瑯:他のメンバーが喋ってくれてるときは、ちょっと気が抜けるな、とかないですもんね。

ホリエ:そうなんですよ(笑)。めちゃめちゃ緊張するんですよ。心もとないっていうか。

逹瑯:サポート・メンバーなんですか?

ホリエ:そうですね。でも、ギターはストレイテナーのメンバーですけど(笑)。

逹瑯:あははは。そうなんだ! でも、ストレイテナーとは違うんですね、感覚が!

ホリエ:そうですね、ギターだけしかいないから。次からはエンジニアもステージに上がってもらって3人でやろうと思ってるんですけど、やっぱバンドとは空気感が違うんですよ。打ち込みになった瞬間“あれ? 俺ってこんなにギター下手だったっけ?”って思う瞬間もありますからね。

逹瑯:打ち込みは正確ですからね、どこまでも。空気感とかノリとか感覚とは全然違うからなぁ。

ホリエ:それに、基本、静かなんで、またその空気感が緊張を煽るんですよ! 静か過ぎると人って不安になるんですよ。特にライヴのときなんて、こんなに静かでいいのかな? お客さん退屈してないかな? とかね(笑)。

逹瑯:あははは。たしかに、entの曲調は全部が静かですからね(笑)。なんでそんな辛いことしかないことをわざわざやってんですか(笑)!?

ホリエ:あははは。なんでかなぁ(笑)?

逹瑯:あははは。ホリエさんって休みの日って何してるんですか?

ホリエ:休みの日はだいたい飲んでますね(笑)。バンド仲間とか、洋服作ってる友達とか。普段が基本ローテンションなんで、お酒飲んだときは、普段は絶対に喋っていかないような人にもガンガン喋りかけていくんですよ(笑)。

逹瑯:あはははは。俺は呑みの席は好きなんだけど、そんなにお酒自体が好きじゃないからその感覚が分からないんですよね、基本このままなんで(笑)。ホリエさんがお酒飲まないでめちゃめちゃテンション上がるときって、何やってるときなんですか?

ホリエ:なんだろなぁ? あんまないかも(笑)。

逹瑯:ゲームとかやんないんですか?

ホリエ:まったくやらないですね。勝負事は嫌いなんですよ。ロールプレイング系のゲームならまだいいけど、なんかそういう勝ち負けが好きじゃなくて(笑)。あ、でもロールプレイングも勝ち負けかぁ〜。でも、勝つためにあの手この手を尽くすのが嫌いなんですよね。

逹瑯:超好きな子ができたらどうするんですか?

ホリエ:へ? ?????

逹瑯:それも勝負じゃないですか! もしも自分が好きになった子にライバルがいたら、それは間違いなくリアルに勝負ですよ! そこの勝負にも行かないタイプですか?

ホリエ:あはははは。いや。そこは違いますね(笑)。そこは行きます、ちゃんと(笑)。

逹瑯:グイッと行くんですか!

ホリエ:そうですね(笑)。でも、子供の頃から勝負事は基本避けて、譲るタイプなんですよ。そこはたぶん性格だと思うんですけど。

逹瑯:へぇ。そうなんだぁ。昔、通信簿に何て書かれてました?

ホリエ:何て書かれてたかな? でも、すごくおとなしくて大人びた子供だったんで、そんなに書かれることがなかったと思いますね。

逹瑯:俺は毎回どんな先生になっても【クラスのムードメーカーで、明るくて元気でとても良いのですが、協調性に欠ける】って書かれてましたね(笑)。協調性ってなんだ? 聞いたことねぇ言葉だけど、なんかカッコイイからきっと褒められてんだろな! って勝手に思ってたっていう(笑)。

ホリエ:あははは。

逹瑯:でも、勝負事は避けて通ってきたホリエさんだけど、曲に対してのこだわりとかをすごく感じるから、そういうところでは自分の考えを曲げなさそうですよね。

ホリエ:そうですね。頑固さはあるかも(笑)。ちゃんと相手の話は聞くんですけどね。言ってもらった方が、あぁ、たしかに! って思えるんで、ちゃんと聞く耳はもつようにしてますね。“Aメロ、2回もいらなくない?”って言ってもらえると、“あ、そう? じゃぁそうする。歌詞書く手間が省けるし!”っていう感じで(笑)。

逹瑯:あははは。歌詞といえば、英詩ってどうやって書いてるんですか?

ホリエ:英語が話せる訳じゃないので、なんとなく書いてみて、ちゃんと英語が話せる人に見てもらってるんです。そのときに、こういうことが伝えたいんだって話して、文法を整えてもらうんです。

逹瑯:へぇ。ミュージシャンとして、最終的にどうなっていたいと思います?

ホリエ:どうなっていたいとかは考えたことないけど、バンドは絶対にやめないと思う。ソロも自分さえやればできることだから、ずっとやり続けるだろうし。どうなっていたいです?

逹瑯:俺もどうなっていたいとか考えたことないですね。でも、俺も同じでバンドはずっと続けていくんだろうなって思う。ここまでやってきたことでもありますからね。ホリエさんはヴォーカリストとして一番影響を受けたのは誰なんですか?

ホリエ:僕は、レディオヘッドのトム・ヨークですね。

逹瑯:洋楽かぁ。最近になってやっとちょこちょこ洋楽も聴くようになったけど、洋楽のヴォーカリストってカッコイイなと思っても、歌い方は絶対に真似できなくないです?

ホリエ:発声が違うからね。まず日本語の発声の仕方って、すごく独特なモノだと思うんですよ。喋り方もそうだし。だから英語の曲を、どれだけ真似して歌っても、あぁはならないんですよね。

逹瑯:たしかに。日本人が歌ってる英語って、やっぱりネイティヴとは違いますよね。

ホリエ:うん。よっぽとバイリンガルじゃない限り分かりますよね。でも、TOTALFATはかなり上手いと思いますけどね。

逹瑯:たしかに。でも

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