AAA・浦田直也が初ソロライヴ。「こういう日が来ることを願っていました。」

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4月からは10万人規模の全国ツアーも決定しているAAA。そのリーダーを務め、メインヴォーカルの一翼を担う浦田直也が、1月29日、初のワンマンライヴを東京・渋谷にあるJZ Brat SOUND OF TOKYOにて行なった。

◆URATA NAOYA(AAA・浦田直也)画像

ソロ活動では“URATA NAOYA”とアルファベット表記の浦田は、2009年にアルバム『TURN OVER』でソロとしての活動をスタートさせた。ちなみにこのアルバムの中で、彼はDOUBLE、安室奈美恵、三浦大知、w-inds.らの楽曲を手がけた今井了介率いるTINYVOICE PRODUCTIONの全面プロデュースのもと、脅威のテクニック「ハイトーンファルセット」を巧みに操った作品を披露。またアルバムのリード曲「Baby Bang! feat. SPHERE」は、AAAの2009年のツアー<AAA TOUR 2009-A depArture pArty->の中でライヴ披露され、AAAとはまた違ったセクシーなパフォーマンスと驚異的な喉は、たとえメンバーのことをよく知っているAAAファンであっても大きな衝撃を受けた。

2010年および2011年は、これもまた話題となった、“姉貴”と慕う浜崎あゆみとのコラボレーション曲「Dream ON」「ANother song」などをリリースと、AAAと平行してソロ活動も実施。ところが、URATA NAOYA単独でのライヴ公演はこれまで実現していなかった。

そして満を持しての2012年。<URATA NAOYA 1st LIVE UN_core>と銘打たれた、初のソロライヴ。昨年、前売り券の発売が始まると同時に、待ちわびたファンがチケット確保のため殺到。即完売のプレミアライヴとなった。

この日は普段のAAAの時のような派手な衣装やダンスは封印し、シックなカジュアルフォーマル姿で登場。ギター、ベース、キーボード、パーカッション、コーラスすべてが生演奏という構成で、ヴォーカリスト・浦田直也を際立たせる演出で行なわれた。

「AAAとしてデビューしてから、こういう日が来ることを願っていました。こうしたソロ活動がまたAAA本体にも還元してさらにパワーアップした姿を皆さんに見せられたらうれしいです」── URATA NAOYA

内容は、自身が発表した作品群をはじめ、男女問わず自分が好きな、他のアーティストの人気楽曲まで幅広い選曲で構成。生演奏とヴォーカルワークのみで聴かせる歌は、多彩かつ表現力豊か。彼が類まれなるヴォーカリストであるということを、再認識させられるものとなった。それは普段、彼の近くにいるAAAのメンバーにとっても同じだったようで、たとえば、当日、ライヴに足を運んだ與真司郎は、オフィシャルブログに以下のような言葉を綴っている。

「なんかメンバーがステージでやってんの見るのって、慣れてないから、こっちが恥ずかしい(笑) でもホンマになんかポロッと泣いちゃいそうな、素敵なライブでした!! 素晴らしい歌をありがとう」── 與真司郎(AAA)

全12曲、約1時間半のライヴはあっという間に終了し、名残り惜しむオーディエンスからは、しばらくアンコールの拍手が止むことはなかった。

今回の公演は、浦田にとって東北放送のレギュラーラジオ番組『AAA浦田直也のいけ!浦田直也』もオンエアされているなど思い入れのある仙台で、2月12日に特別に追加公演されることが決定している。

また、AAAとしても2月22日にはシングル「SAILING」をリリースし、その後は冒頭に紹介した全国ツアーを予定。今回の浦田はもちろんだが、先日は、舞台『下谷万年町物語』を観劇した大竹まことが、レギュラーパーソナリティを務めるお昼のラジオ番組(文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ』)で、舞台に出演中の宮沢りえ、藤原竜也、そしてAAA・西島隆弘の演技を大絶賛するなど、各メンバーそれぞれにソロワークも拡大充実。ライヴ中に浦田が語ったとおり、これが再びAAAというグループ活動に還元されることで、メンバー、グループともにさらに大きな成長を見せてくれるはずだ。

◆ジャスティンを彷彿とさせる脅威の新人URATA NAOYA、デビュー
◆AAA オフィシャルサイト
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