エスペランサ、前作と対になるニューアルバムを発表

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2011年グラミー最優秀新人賞を獲得し、話題となったべーシスト/シンガーソングライターのエスペランサによるニューアルバム『ラジオ・ミュージック・ソサイエティ』が3月21日に発売される。

◆「Black Gold」PV映像

ビルボードのコンテンポラリー・ジャズ・チャートで1位を獲得した前作『チェンバー・ミュージック・ソサイエティ』の対をなすというこのアルバムは、彼女のもつ側面の半分を担う内容になっているものだ。

「もともとはこの2枚のアルバムをダブル・アルバムとして出そうと思っていたの。1枚はとても個人的で繊細な室内楽の探求、そして2枚目はジャズ・ミュージシャンがいわゆる『ポップ・ソング』のフォーマットに近く分類される曲の形式やメロディを探求していくもの。この2つこそ私がとても興味を持っていることで、それぞれのタイプの曲を書く中で異なるプレゼンテーション・アプローチについて考えることにとても好奇心が掻き立てられるの。ポップ・ソングの観点からいうと、ジャズが好きではないリスナーのことを考えるけれど、同時に音楽業界の中で私の周りにいてそれぞれのアイディアを最も良い形で解釈できる人のことを考えているわ」──エスペランサ

この『ラジオ・ミュージック・ソサイエティ』も、多くのリスナーを惹きつけることだろう。前作『チェンバー・ミュージック・ソサイエティ』でエスペランサの魅力に引き込まれたオーディエンスは世界中にたくさんいるわけだが、オバマ大統領もその才能に惚れ込んでいるひとりだ。「I love listening to Esperanza. She is wonderful.」とエスペランサの大ファンであることを公言しており、大統領直々の招待によりホワイトハウスやノーベル平和賞授賞式でライヴを行うなど、そのゾッコンぶりはかなりのものだ。

ブラック・ミュージックの最新形『ラジオ・ミュージック・ソサイエティ』には、デラックスエディションとしてDVDが同梱されており、アルバム収録全12曲のMVが収録されている。12曲で1編のショート・ムーヴィーような仕上がりになっているようで、音でも映像でも『ラジオ・ミュージック・ソサイエティ』が楽しめる作りになっているようだ。


『ラジオ・ミュージック・ソサイエティ』
2012年3月21日発売
初回限定盤 SHM-CD仕様CD UCCT-9025 \2,200(税込)
※12曲のPVがダウンロードできるパスワード入りカード封入
通常盤 CD+DVD UCCT-9026 \4,800(税込)
1.ラジオ・ソング(Radio Song - Esperanza Spalding)
2.シナモン・ツリー(Cinnamon Tree - Esperanza Spalding)
3.クラウンド&キスド(Crowned & Kissed - Esperanza Spalding)
4.ランド・オブ・ザ・フリー(Land Of The Free - Esperanza Spalding)
5.ブラック・ゴールド(Black Gold - Esperanza Spalding) ※1stシングル
6.アイ・キャント・ヘルプ・イット(I Can’t Help It - Stevie Wonder / Susaye Coton Greene)
7.ホールド・オン・ミー(Hold On Me - Esperanza Spalding)
8.ヴェイグ・サスピション(Vague Suspicions - Esperanza Spalding)
9.エンデンジャード・スピーシーズ(Endangered Species - Wayne Shorter and Joseph Vitarelli)
10.レット・ハー (Let Her - Esperanza Spalding)
11.シティー・オブ・ローゼス(City Of Roses - Esperanza Spalding)
12.スマイル・ライク・ザット(Smile Like That - Esperanza Spalding)
13.ジャズ・エイント・ナッシング・バット・ソウル(Jazz Ain’t Nothin’ But Soul - Norman Mapp)※日本盤ボーナストラック

◆エスペランサ・オフィシャルサイト
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