「サブリナ」でメジャーデビューを飾る、現役女子高校生シンガー・ソングライターの家入レオ。フジテレビ系アニメ『トリコ』2012年エンディング主題歌をはじめとして、各局のパワープレイやiTunesの「2012年最も活躍が活躍が期待できる新人“JAPAN SOUND of 2012”」に選出。現在、レコチョクで先行配信中の着うたフル(R)が2月12日付けのレコチョクランキングでTOP5入りするなど、業界内外から注目も集まっている。

◆家入レオ アーティスト画像

そんな彼女の、デビュー直前インタビューをお届けしよう。

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── まず、最初に13歳で音楽塾VOICEに入学したきっかけを教えてください。

家入レオ:
中学2年生のときに、「私はクラスのみんなにどう思われてるんだろう?」っていうことが気になる時期があったんですよ。クラスのみんなの前ではへらへら笑っていて、ちょっと変なことをして場を盛り上げるっていう役割をしてたんですね。みんなが笑ってくれるのは嬉しかったんですけど、心のすみっこで、「あ、私は今日も大丈夫だ」って思ってる自分がすごく嫌いで。家に帰って、唯一、心が休めるときが音楽を聞いているときだったので、私も曲を作って本音を叫びたいと思って、当時好きだった歌をアカペラで歌ったデモテープをVOICEに送ったんです。

── VOICEに通い始めてからの日々は?

家入:
すごく楽しかったですね。普段の日常ではどうしても素直になれない思いが、歌詞の中でだけは素直になれたので、中学の授業中も教科書の下にノートを敷いて、自分の思いを書き連ねてて。同時にギターの練習も始めたので、自分の思いをどんどん歌詞にして、歌にしていって。いま、振り返ってみると、不安定な感情に揺れ動く日々のなかで、歌うことで自分の存在に気づいて欲しいっていう思いや、本当の愛を求めていたんじゃないかなって思います。

── デビューシングル「サブリナ」も“本当の愛”がテーマになってますね。

家入:
中学3年生のときに作った曲なんですけど、最初にお話した、「クラスで自分がどう思われてるのかが怖い」っていう気持ちが元になってて。本当のつながりや愛情を求めているんだけど、そんな真面目なことはクラスメイトには言えないから、表向きでは自分の気持ちをごまかして、内心では怯えながら過ごしてたんですね。そんな、誰にも心を開けなくて、誰にも言えなかった思いを、サブリナという女性に託して爆発させた曲なんです。

── タイトルになっている「サブリナ」とは?

家入:
小さい頃に観た映画『麗しのサブリナ』のサブリナですね。最初にメロディから作ったんですけど、この曲はすぐに、“本当の愛”をテーマにした曲にしようと思ったんですね。そのあと、デタラメ英語で歌ってるときに、サビの“サブリナ”っていう単語が出てきてて。あの映画も愛をテーマにした作品なので、仮タイトルをそのままタイトルにしちゃいました。

── 曲の主人公を “私”ではなく、“サブリナ”にしたのはどうしてですか?

家入:
私だけの歌にはしたくなかったんですよね。クラスにすごく派手な女の子がいたんですけど、彼女は普段はとても明るくて、男の子とも仲がいいし、いろんな人とメールしてるような子なんですね。あるとき、彼女に「どうしてそんなに派手に遊んでるの?」って聞いたら、「寂しいから」っていう答えが返ってきたんですよ。そこで、「この子もクラスではいつも明るく振る舞ってるけど、本当は愛が欲しくて寂しいんだな。そのことをいままで誰にもいえなかったんだな」って感じたんですよね。もちろん、私自身も不安定な感情に揺れ動く日々のなかで、歌うことで自分の存在に気づいて欲しいって感じてたし、本当の愛を求めていたんですけど、そのときに、「サブリナ」は私だけの曲じゃないなって思ったし、本当の愛を求めるサブリナはみんなの心のなかにもいるんじゃないかと思いますね。



── <朽ちていく果実>と歌うロックナンバーに続いては、“熟した”という意味のミドルバラード「ripe」が収録されてます。

家入:
この曲は福岡の高校に通っている時に書いた曲なので、結構、リアルタイムに近い感情になってて。数学の授業中に書いたんですけど、窓の外に見える桜が美しくて、でも、授業中だから桜に触れられないっていうもどかしさがあって……。その“もどかしい気持ち”と、高校生だとなかなか言えない素直な気持ちを重ねて書いてますね。

── 素直に言えない気持ちというのは?

家入:
きれいな桜を見た時に、好きな人や大切な人に会いたくなったんですよね。だから、“君に会いたい”っていう気持ちをストレートに書いてるんですけど、同時に、“側にいて欲しい”という気持ちはまだ素直に言えないから、英語で<Be in a side>と書いてるんですね。自分にとっての大切な人に対して、好きっていう気持ちを伝えるのは勇気がいるけれども、たとえ傷ついても、君と一緒にいたいっていう思いを伝えることが大事なんだっていうピュアな気持ちを歌った曲になってますね。

── 最後に、デビューの意気込みを聞かせてください!

家入:
17歳でのデビューになるので、今は、たくさんの人に思いを伝えたいっていう前向きさと、ちょっとの不安がせめぎあってる感じですね。でも、私と同じく10代で苦しみを感じてる人と一緒に、自分の心と向き合って、苦しみを共感し合うことで消化していきたいという気合いも入ってるし、言葉の壁を超えて、いつか世界中に私の歌を届けたいという思いもあって。デビューシングル「サブリナ」には、これからが本当のはじまりだっていう気持ちが詰まっているので、本当にたくさんの人に届くといいなと思いますね。

取材・文/永堀アツオ

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家入レオのデビューシングル「サブリナ」は、2月15日にリリース。また家入レオは、2月17日には日本テレビ系『ハッピーMUSIC』、2月25日はテレビ東京『月刊Melodix!』、翌26日はフジテレビONE『GIRLS' FACTORY』、そして28日にはTBS『LIVE B』に出演し、パフォーマンスを披露する予定だ。



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