-異種格闘技対談-Ring【round2】第24回/INORAN

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-異種格闘対談-Ring【round2】第24回

逹瑯(ムック/Vo)INORAN

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INORAN:俺は嫌いなこともできるくらい音楽が好きだから、今もこうして続けていられると思う。だから、逹瑯くんもバンドを楽しみながら続けてほしいな。

逹瑯:まったく想像できなかったですね、当時は(笑)。普段何してるんですか?

INORAN:休みの日とか? ドライブしてるか呑んでるかかな。

逹瑯:ドライブってどの辺り行くんですか?

INORAN:茨城とか行くよ。

逹瑯:INORANが茨城にドライブですか!? INORANが茨城に来るんですか!? プライベートで!? 信じらんない。

INORAN:あははは。

逹瑯:どの辺りですか?

INORAN:大洗のあたりとか。

逹瑯:マジですか!? あのへん悪い奴らいっぱいいるんで気をつけて下さいね!

INORAN:あははは。んじゃぁそんときは電話します(笑)。

――助けに来いと(笑)。

逹瑯:駆けつけます!

INORAN:ありがとう、心強いよ(笑)。逹瑯くんは休みの日何してるの?

逹瑯:俺もなんやかんや、お酒呑めないのに、みんなと一緒に朝まで話してたりしますね。夜中の3時くらいに、呑んでる奴らに“そういえば逹瑯、呑んでないんだよね!”って驚かれるくらい、酔っぱらいのテンションに素面で持っていける人です、俺(笑)。

INORAN:あはははは。それすごい解る(笑)。合わせられる人いるよね。それって鍛えられたのもあるのかもなぁ。

逹瑯:INORANさんの世代って、先輩後輩の上下関係が厳しそうですもんね、今より。

INORAN:そうかもね。でも、無駄に厳しいところは、もう引き継いでいく必要はないと思ってるんだよね。けど、やっぱり常識的な範囲ではちゃんとすべきだなって思う。例えば、今、俺の立場で後輩と呑んでいたとしたら、俺がそこで一番上だったらいいんだけど、そこにさらに俺よりも先輩がいたとするじゃない? そういうときに、その先輩に向かって後輩が常識のない行動をとったり、常識のないことを言ったりしようもんなら許さないね。それだけは許せないんだよね。俺にはいいけど、俺よりも上の先輩にはちゃんとしろよ! って思う。

――それすっごい解ります!

INORAN:解るよね。そういうの、本当に大嫌いなんですよ。

逹瑯:俺もその感覚解るなぁ。先輩にはその場を心地よく過ごしてもらいたいって思うんですよね。ウチらくらいまでが、そう思える最後の世代なのかなって最近思うんですよ。でも、後輩がちゃんとそういう気を使えなくなっちゃったのは、ウチらの代の責任でもあるのかな? って思ったりするんですよね。ちゃんとそういうことを引き継いで教えてこなかったからいけないのかなって。

――そういうことってバンド界にかぎらず、一般社会でも人間関係を築く上ですごく重要なことだったりするからね。私もそういうのは、フリーでライターをやる以前に、一般社会で学んだことでもあるから。

INORAN:うん。本当にそうだよね。“人として”っていう部分でもあるからね。それって、1人じゃ学べないことなんだと思うんだよ。先輩後輩いろんな人たちと触れ合って、学んでいくものだったりすると思うんだよね。

逹瑯:そうですね、すげぇ解ります。

INORAN:俺ね、すごく不思議に思うことがあるんだけど、1つ聞いてもいい? 今のバンドってツアー後とかライヴ後に打ち上げしないって本当?

逹瑯:あんまりしないですね。ムックは少なくともしたことないです。反省会になっちゃうんで、関係者に来てもらっても楽しくないだろうってことで(笑)。他のバンドもそうなの?

――そうだね、昔はちょこちょこあったけど、最近はほとんどないかもね。ツアー・ファイナルだけやるっていうバンドはたまにいるけど、そういえば、少なくなったね。

INORAN:そうなんだ。それってすごい不思議なんだよね。

――打ち上げは必要な場所だと?

INORAN:うん、俺はそう思いますね。やっぱり、そこで得るものって多かったりするんですよ。グルーヴの4割はそこで生まれるものだと思ってますよ、俺は。バンドとしてのグルーヴも、人と人との関係性っていうグルーヴも、本当にそこで生まれるものが多いと思う。

逹瑯:最近はイベント自体に出たがらないバンドが多いですからね。お

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