Cubase 6.5登場!グラニュラーシンセや新エフェクト追加、ReWire 64ビットやSoundCloudサポートも

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SteinbergのDAWソフトウェア「Cubase」の新バージョン「Cubase 6.5」および「 Cubase Artist 6.5」が登場した。

「Cubase 6.5」「Cubase Artist 6.5」は、2つの次世代音源の新規搭載、ネット配信への対応など多くの新機能追加や既存機能強化が行われさらに進化したDAWツールとなっている。新機能の概要は以下のとおり。

●新規VSTインストゥルメント

・Padshop
スタインバーグサウンドラボから届けられたPadshopはグラニュラーシンセシスエンジンによる最先端のシンセサイザー。時間とともに展開する幻想的な質感のサウンドを創り出す。つまみを調整して無限のサウンドアイデアを追求可能。

・Retrologue
ファットでファンキーなリードやベースサウンドに最適なRetrologueは、オールドスクールなアナログシンセを今風に再提案。最大8つのデチューンが可能なマルチモードオシレーターを2基搭載。サブ/ノイズオシレーターやフィルターなどもわかりやすく配置し、刺激的なサウンドメイキングを可能にする。

●新規VSTエフェクト

・DJ-EQ
DJ-EQは3バンドのイコライザー。DJ用ミキサーに必須のキルスイッチ機能を搭載し、インパクトのあるブレイクなど、ダンスフロアの雰囲気を簡単に再現可能。

・MorphFilter
洗練された独自のフィルタリング技法をもつMorphFilterは、Steinbergのフラッグシップサンプラー HALion 4に搭載されている強力なモーフィングフィルター。ロウ/ハイ/バンドパス/レゾナントフィルターをブレンドし、滑らかなフィルタースウィープを演出することができる。

・VST Amp Rack (機能強化)
バーチャルギターアンプVST Amp Rackに、新たなストンプボックスエフェクトのマキシマイザーとリミッター、そしてレベルメーターを実装。定番サウンドや世界的に活躍しているギタリスト、Meshuggah、Emperor、Acceptのメンバーによるシグネーチャーサウンドが作成したシグネチャープリセットサウンドも追加。

●編集機能強化

・マルチテイクコンピング
サイクル録音後のテイク編集を簡単に行えるマルチテイクコンピングがさらに強化。プロユーザーの要望にこたえワークフローを改良。専用のコンプツールによる便利なクリック/ドラッグ機能は、より直感的で素早い作業を実現。

・クオンタイズパネル
ヒットポイントとオーディオワープシステムを融合させ、専用のクオンタイズパネルに直接ワープクオンタイズを搭載。ヒットポイントから直接ワープマーカーを作成することによって、オーディオループまたはアレンジ全体をワンクリックで非破壊クオンタイズをすることができる。

●互換性の向上

・ReWire 64-bitサポート
Windows/Mac OS Xの64-bit環境でReWireクライアントアプリケーションに接続可能。

・SoundCloud対応
SoundCloudへダイレクトに接続しサウンドをアップロードしソーシャルネットワークで音楽を共有・配信することができる。

・FLAC対応
高音質可逆圧縮フォーマットFLACの読み込み、書き出しに対応。プロジェクトのオーディオフォーマットをFLACに設定し、FLACでオーディオ録音をすることで制作時のディスクスペースを最大60%セーブすることができる。

・中国語対応
メニューの中国語化に対応

●アップグレード提供方法

Cubase 6からCubase 6.5、Cubase Artist 6からCubase Artist 6.5へのアップグレードは、Steinberg社の直販サイトSteinberg Online Shopでのダウンロード販売にてすでに提供が開始されている。価格は、4,980円。

Cubase 6、Cubase Artist 6の店頭パッケージは、順次、バージョン 6.5 に切り替わる予定。また、2012年1月1日以降にCubase 6 / Cubase Artist 6を購入した人は、無償にてバージョン6.5のアップデートを提供する。

◆Cubase 6.5 新機能 詳細ページ
◆Cubase 製品詳細ページ
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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