シンディ・ローパー、3月11日公演をWOWOWで3月25日放送

3月11日に行なわれたシンディ・ローパーの来日公演の様子が3月25日（日）21:00～WOWOWにて放送される。来日中は石巻を訪れ、ちょうど日本にいた2011年3月11日から1年たった2012年もオーチャード・ホールで日本の地に立ち、2週間の滞在をへてシンディは日本を発った。

◆シンディ・ローパー画像

その感動の公演を通し、シンディのパワーと日本にきて伝えようとしたこともまた深く理解できる貴重な機会となるはずだ。開場30分前に急遽共演が決定したフリューゲル・ホーンの第一人者TOKUとの「トゥルー・カラーズ」や、感動的なMC、総立ちのオーディエンスまで、何もかもが必見のライブである。

来日中のシンディの様子は、少しでも多くの人に知ってもらうべく、ずっと行動を共にしたソニー・ミュージック担当者がブログに記している。シンディの人柄がうかがえるエピソードも多く記載されているが、ここでは転載の許諾の元、その一部を紹介しよう。

　　　◆　　　◆　　　◆

彼女は何度も言ってましたが「時間がたてば人々は忘れてしまうことが多い。だったら自分が何かすることによって、良いも悪いも含めて注目を受けることで、日本だけでなく海外の人たちにも、何らかの形で被災地や日本の大変さをもう一度思い出させることができるはず。忘れられてはいけないし、忘れてはいけない。日本のことを“忘れないわ”というメッセージを出さなくてはいけない」と。下手したら道化に見えるかもだし、言われようのない中傷も受けるかも。でもそんなの承知済みで、ここまで日本のことを愛して、想って「行動」してくれたわけです。

一番印象的だった言葉は外国特派員協会の記者会見の最後のコメント

「歩いていて、前の人が転んで倒れたとき、どうするか？ということです。立ち止まって、立ち上がるのを手を貸すか、それともその人を踏んで歩くのか、ということです。私は転んだ人に手をさしのべるような人間になるように育てられました。」

まったくもっておっしゃる通り。正しい。これ、当たり前のことって聞こえるかもしれないけど、でも今、我々日本人でも自分も含めてちゃんとできてますか？って問われると、口で言うのは優しいけど実際の行動起してるのか？っていったら疑問…。

　　　◆　　　◆　　　◆

シンディは次の公演へと旅立ったが、2012年は自伝の出版やミュージカルも予定していると来日中に明かしていた。更に嬉しいことに、待望のニューアルバムも曲作りに入っているとのこと。また再び会える日が楽しみだ。

WOWOW放送情報
3月25日 21：00～
東日本大震災から1年。日本のために尽力しエンターテインメントのために動いたシンディ・ローパーの渾身のライブをWOWOWで放送することが決定。震災からちょうど1年後の3月11日に行なわれるライブの模様を、直後の3月25日に放送する。
http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/100903/index.php

◆シンディ・ローパー関連記事オフィシャルブログ
◆シンディ・ローパー・オフィシャルサイト