2012年ロックの殿堂入りを祝うかのように、フェイセズ/スモール・フェイセズの最重要映像作品が登場

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2012年ロックの殿堂入りが決まり、4月14日に行われるセレモニーではロッド・スチュワート、ロン・ウッド、ケニー・ジョーンズ、イアン・マクレガンが顔を揃えパフォーマンスすることが決まったばかりだが、そのフェイセズが1969年から1974年に残した主にTVパフォーマンスを収録した定番映像が再リリースされる。

そこには、故ロニー・レーンの姿はもちろん、日本人ベーシスト山内テツや解散コンサートに登場したキース・リチャーズとの演奏シーンも登場する。2011年フジロック・フェスティバルで来日し、2012年は殿堂入り…と再評価高まるバンドの熱いパフォーマンスが楽しめる作品だ。

フェイセズは、元々スティーヴ・マリオットをヴォーカルに擁したスモール・フェイセズとしてキャリアをスタートさせたバンドだ。ザ・フーと並びモッズの始祖としてポール・ウェラーをはじめ敬愛するアーティストが絶えないバンドだが、そのスモール・フェイセズの決定盤と言える映像も登場する。こちらは、1965年から1968年にかけて主にテレビ収録用に撮られた映像が満載となっており、「ワッチャ・ゴナ・ドゥ・アバウト・イット」「シャ・ラ・ラ・ラ・リー」「オール・オア・ナッシング」「イッチクー・パーク」「レイジー・サンデイ」など代表曲が目白押しだ。演奏もカットされることなく収録されている。

さらに特筆すべきは、既に他界してしまったスティーヴ・マリオット、ロニー・レーン、今も活躍中のイアン・マクレガン、ケニー・ジョーンズなどメンバー全員や当時のスタッフらのインタビューに基づくドキュメンタリーと交互に演奏が収録されているところだ。スモール・フェイセズの歴史を辿る意味でも、ロック史の一端を垣間見る興味深い映像集だ。

『フェイセズ/ビデオグラフィー
1969-1974』
DVD YMBZ-30317 \2,625(税込)
1.スリー・ボタン・ハンド・ミー・ダウン
2.イッツ・オール・オーヴァー・ナウ
3.ガソリン・アレイ
4.マギー・メイ
5.アイム・ルージング・ユー
6.アイ・フィール・ソー・グッド
7.メンフィス・テネシー
8.ステイ・ウィズ・ミー
9.ミス・ジュディス・ファーム
10.ザッツ・オール・ユー・ニード
11.アイド・ラザー・ゴー・ブラインド
12.トゥルー・ブルー
13.ユー・ウェア・イット・ウェル
14.エンジェル
15.シンディの嘆き
16.プール・ホール・リチャード
17.スイート・リトル・ロックン・ローラー
18.ユー・キャン・メイク・ミー・ダンス
19.スリー・ボタン・ハンド・ミー・ダウン
20.マギー・メイ

『スモール・フェイセズ/オール・オア・ナッシング~映像ヒストリー・オブ・スモール・フェイセズ』
YMBB-40316 \3,780(税込)
※24ページ・カラー・ブックレット付
※オリジナル・ライナーノーツ完全翻訳
1.ホワッチャ・ゴナ・ドゥ・アボウト・イット
2.アイヴ・ゴット・マイン
3.シャ・ラ・ラ・ラ・リー
4.プラム・ネリー/ユー・ニード・ラヴィング/ベイビー・プリーズ・ドント・ゴー
5.ヘイ・ガール
6.オール・オア・ナッシング
7.アイ・キャント・メイク・イット
8.マイ・ウィイ・オブ・ギヴィング
9.トーク・トゥ・ユー
10.ヒア・カムズ・ザ・ナイス
11.グリーン・サークルズ
12.イッチクー・パーク
13.アイム・オンリー・ドリーミング
14.ティン・ソルジャー
15.レイジー・サンデー
16.オグデンズ・ナット・ゴーン・フレイク
17.ソング・ソブ・ア・ベイカー
18.ハピネス・スタン
19.ローリン・オーヴァー
20.ザ・ハングリー・イントゥルーダー
21.ザ・ジャーニー
22.マッド・ジョン
23.ハッピーデイズトイタウン
24.ザ・ユニヴァーサル

◆BARKS洋楽チャンネル
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