2000年6月にシングル「太陽」でデビューしたGO!GO!7188が、2012年2月に解散を発表し、そのバンドの歴史に幕を閉じることとなった。

もともと高校の同級生であったユウ(G&Vo)とアッコ(B&Vo)によって結成され、後にターキー(D)が加わり、3人で精力的に活動を続けてきた。デビュー当時におけるユウとアッコの、まだ幼さの残るルックスと男勝りなロック・サウンドとのギャップや、どこか昭和歌謡風のキャッチーなメロディが話題を呼び、たちまち人気を集めたのである。

アッコが手がけるユーモアもシリアスも斬新な言葉で言い当てていくような歌詞がまずあって、それを渡されたユウが歌いたいメロディを自由に付けていく。今思えば、そんな曲作りのシステムにも、GO!GO!7188ならではの温度感や面白さがあった。2人の強力タッグによって、個性的な歌詞が一度聴いたら忘れられない「ジェットにんぢん」や、ひたむきで切ないバラード「こいのうた」など、ヒット曲を次々と生み出してきたのだ。それだけでなく、アニメソングや懐メロをGO!GO!7188流にカバーしたアルバム『虎の穴』というシリーズも大変人気が高かったことも付け加えておく。

色んな活動の中でも、デビュー当時から彼らが一番こだわってきたのがライヴだった。年間凄まじい本数のステージに立ってサウンドをどんどんタフにし、ユウとアッコによる息ぴったりのハーモニーと、この3人にしか出せない絶妙なグルーヴ感をずっと磨き続けてきた。

この度、リリースされることになったライヴ盤『ラストライブ オブ ゴー!ゴー!~“Go!!GO!GO!Go!!Tour” Live 8.7.2010 Tokyo~』は、事実上のラストライヴとなった渋谷AX公演から収録されており、もちろんメンバーはそれが最後のステージだなんて思わずに音を鳴らしていたのだろう。しかし、だからこそ彼女たちが、最後までライヴバンドであるこだわりを貫き、スリーピースバンドとしての誇りを持ち続けていたことを、臨場感溢れる音源の中であらためて知ることが出来る。

「浮舟」のイントロで鳴り響くギターの音色や、「サンダーガール」での火花が散るようなショート寸前のロックンロール。ライヴでお馴染みの曲たちが、こうして熱気溢れるサウンドで残されるのは長年のファンにとっても嬉しいことだろう。そして、脳天をつんざくようなターキーのドラムから始まり、サビで伸びやかなメロディがダイナミズムを生み出す「リフレイン リフレイン」や、「オイッ!オイッ!」とオーディエンスの大きな歓声が聞こえてくる「まやかしの世界」など最新アルバム『Go!!GO!GO!Go!!』に収録された曲たちの盛り上がりも凄まじいので、ラストツアーに参加できなかった人も必聴。ボーナストラックには未発表曲「数え唄」も収録されており、きっと忘れられないラスト・ソングとなるはず。今作で3人の最後の勇姿を耳で聴いて感じたら、ライヴでお決まりの「アンコール!」ならぬ「ブサイク!」コールを、心の中で盛大にGO!GO!7188へ送ってもらいたい。

文●上野三樹

『ラストライブ オブ ゴー!ゴー! ~“Go!!GO!GO!Go!!Tour”Live 8.7.2010 Tokyo~』
3月28日(水)発売
VICB-60086 / ¥3,000(tax in)

<配信情報>
レコチョク: http://recochoku.jp/gg/

【収録曲】
1. エオエオエ
2. リフレイン リフレイン
3. サンダーガール
4. on the まゆ毛
5. あしのけ
6. 楽園のおはなし
7. バラード
8. 浮舟
9. まやかしの世界
10. ええじゃないか
11. アンテナ
12. 今日の歌
13. スキマ(初CD化)
14. 太陽
[ボーナストラック]
15. ジェットにんぢん2010(スタジオ音源初CD化)
16. 数え唄(未発表楽曲)




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