ジェフ・ヒーリー、灼熱のブルースロックがついに世界初映像化

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カナダの白人ブルース・ギタリスト、ジェフ・ヒーリーのプレイは、情念を搾り出す。2008年に亡くなった盲目のギター・ヒーローによる白熱のライヴが、世界初の映像作品として4月4日にリリースされる。

◆ジェフ・ヒーリー画像

この映像は1993年1月18日にベルギー・リズム&ブルース・フェスティバルで開催されたフル・ステージで、3作目のアルバム『フィール・ディス』に伴うツアーであった。ジェフのキャリアにおいて最もハードかつワイルドな、ロックするギター・プレイが堪能できる映像だ。

1988年にデビュー、椅子に座ってエレクトリック・ギターを膝の上に置き、ブルース・ロックを弾きまくるスタイルがセンセーションを呼んだジェフ・ヒーリーのは、ファースト・アルバム『シー・ザ・ライト』が大ヒット、シングル「エンジェル・アイズ」が全米トップ5にチャート・イン、ジョージ・ハリスンやマーク・ノップラー、ジェフ・リンらが共演を希望するなど、一躍トップ・ギタリストの仲間入りを果たした。1989年6月には来日公演も実現、椅子に座って演奏を行ったが、本作に収録されているベルギーのライヴでは特殊デザインのギター・スタンドを設置、立ってプレイしており、より豊かなステージ・アクションで魅了してくれる。

ライヴ演奏曲目はジェフの代表曲の数々にカヴァー曲を交えたもの。「シー・ザ・ライト」の奔放な弾きまくりと躍動感あふれるステージ・アクション、「エンジェル・アイズ」の泣きのソロなど、ブルースに根差した情熱のギターが冴えわたっている。ビートルズの「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」、ドアーズの「ロードハウス・ブルース」といったカヴァー曲も、見事にジェフ流に塗り替えられている。ジェフをバックアップするのはジョー・ロックマン(B)、トム・スティーヴン(Dr)という、デビュー以来の相棒たち。それにワシントン・サヴェイジ(Key)、ミシュケ&シュークー(Cho)が加わって、ジェフと一丸になってステージを盛り上げている。

これまでジェフのライヴ映像作品は1989年ロンドン、1999年モントルー、2006年トロント、同年ノルウェーなどがリリースされてきたが、1993年のロック・テイストあふれるステージが世に出るのは、これが初めてだ。まさにファン待望の映像作品で、ズキズキと脈打つ鮮烈なギター・プレイは、彼がもういないことを束の間忘れさせてくれる。


『ライヴ・イン・ベルギー / ジェフ・ヒーリー・バンド』
初回限定盤DVD+CD 5,980円(税込) VQBD-10077
通常盤DVD 3,980円(税込) VQBD-10078
CD 2,500円(税込)VQCD-10304
DVD
トールケース仕様 / 日本語解説付
映像:本編 約81分 / 日本語字幕付 / 4:3
音声:ドルビー・デジタル ステレオ、ドルビー・デジタル 5.1chサラウンド
[DVD]
1.Baby's Lookin' Hot
2.The House That Love Built
3.Evil And Here To Stay
4.Confidence Man
5.It Could All Get Blown Away
6.Lost In Your Eyes
7.Heart Of An Angel
8.Full Circle
9.That's What They Say
10.Angel Eyes
11.Roadhouse Blues
12.See The Light
13.While My Guitar Gently Weeps
CD
1.Baby's Lookin' Hot
2.The House That Love Built
3.Evil And Here To Stay
4.Confidence Man
5.It Could All Get Blown Away
6.Lost In Your Eyes
7.Heart Of An Angel
8.Full Circle
9.That's What They Say
10.Angel Eyes
11.Roadhouse Blues
12.See The Light
13.While My Guitar Gently Weeps

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