真野恵里菜、涙と笑いと雨の21歳バースデーイベント

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21歳の誕生日を迎えた真野恵里菜が、4月11日の誕生日当日、ファンクラブ会員を対象にしたイベント<真野恵里菜 PLATINUM ANNEX イベント~別冊“マノマニア”豪華版 生誕祭>を開催した。10日の<前夜祭>と合わせて、2日間にわたって行なわれた今回のイベント。誕生日当日の最終公演は、涙と笑いとサプライズがぎゅっと詰まり、真野ちゃんとマノフレ(※注)の優しさに溢れたものとなった。

◆真野恵里菜 画像@2012.04.11<真野恵里菜 PLATINUM ANNEX イベント~別冊“マノマニア”豪華版 生誕祭>

※注 )マノフレ…… 「マノフレ(Mano Friends)とは応援してくれるファンの皆さんのことですっ。ファンの皆さん同士もフレンズってこと! こういうのって自分で言うの恥ずかしいからもう言わないっ 笑」── 真野恵里菜( @erina_mano )4月7日のTwitterのつぶやき より

まずは彼女の21歳の誕生日である4月11日の天気について触れておかねばなるまい。この日、会場となったTOKYO FM HALLがある半蔵門は、前日の晴天が嘘のように、朝から雨が降ったりやんだり。夜の公演が始まる20時の段階では、完全に雨となっていた。さすがハロー!プロジェクトで双璧をなす雨女のひとり・真野恵里菜。もっとも、いわゆる“あいにくの空模様”ではあるのだが、多くのマノフレにとっては、天候すらも真野ちゃんの誕生日を祝っているかのように思えて、むしろ喜ばしいくらいである。

そんな中、最終公演に足を運んだマノフレは約300人。誰もが「一緒にハジけよ~! 雨だけど…ゆるして♡」と、真野ちゃん手書きのメッセージボードに出迎えられながら、自分の席につく。ちなみに客席には、真野ちゃんへのサプライズの“お花”を作るための紙が用意されている。ひとりひとりが真野ちゃんのために花を作り、バースデーケーキが入場してくる際に掲げるのだ。

真野恵里菜11枚目のシングル収録曲「ドキドキベイビー」からイベントはスタート。ちょっぴりセクシーなピンクのドレスに身を包んだ21歳の真野ちゃん。会場からの「恵里菜!」コールを一身に受けて、いつもどおりの笑顔を会場中に振りまいていく。そんな姿に触発されてマノフレの声援もさらに大きくなる。2曲目の「OSOZAKI娘」が始まる頃には、両者のボルテージはすでに最高潮だ。

「みなさんこんばんは、真野恵里菜です。<真野恵里菜 PLATINUM ANNEX イベント~別冊“マノマニア”豪華版 生誕祭>にお越し下さり、ありがとうございます。本日4月の11日で真野恵里菜、21歳になりました! 誕生日当日にイベントができて、沢山の方がきてくださって、とっても幸せです。」

真野ちゃんからの感謝の言葉に続いて、選ばれたマノフレが、ひとつ大人になった真野ちゃんに直接メッセージを伝えるコーナーに。客席にマイクが回される。

「言いたいことをポンポン言っちゃうと、いろいろ困っちゃうのが大人ですけど、僕たちマノフレには、言いたいことドンドン言っちゃって、悩みや喜びを分かちあいましょう。」

「マネティとあまり喧嘩しないように。」

「最近、演技のお仕事でイケメンの役者さんたちと共演が増えて、真野ちゃんの活躍を喜びながらも、内心はちょっとヤキモチ焼いたりするんです。自分も40歳を過ぎてますし、マノフレは年齢層高いかもしれませんが、みんな純情だと思うんで。だけど、この歳になっても、真野ちゃんに会ってると、そんな少年な気持ちになれて、すごくうれしく感じます。真野ちゃんがいてくれて、真野ちゃんに会えて、真野ちゃんを好きになって、本当によかったって思います。」

マノフレからの、飾らない言葉の数々。そしてその言葉に込められた素直な想いを受け止めて、真野ちゃんの瞳はみるみるうちに潤んでいく。涙が溢れないよう天井を見上げようとする真野ちゃんは「ちょっと待って……」と、声を震わせる。しかしそうかと思えば、「真野ちゃん、“20歳”のお誕生日おめでとう。」という、あろうことか年齢を1歳間違えたマノフレの言葉に爆笑。笑顔と涙が入り混じる(もっとも、この年齢間違い発言も、せっかくの21歳の誕生日を、真野ちゃんには涙だけでなく、とびっきりの笑顔で過ごしてほしい、という、マノフレなりの優しさだったのではないか、と推測する)。

メッセージコーナー終了直後、サプライズ発動の合図である「ハッピーバースデートゥーユー」が会場に鳴り響く。ハート型のケーキがステージに運ばれてきて、「なにー?」「すごーい!」と、驚きの声を上げる真野ちゃん。そして、いつの間にか客席のひとりひとりが花を手にしているのを見て、「そのお花はなんですか、みなさん! 誰が作ったの? みんなで作ったの? すごーい! なんか文化祭みたい!」と、無邪気な発言。さらに「(お花が)紅白だ。めでたい~。あ、そっか。誕生日だからか。」と、このイベントの主旨を忘れてしまったかのようなオトボケな発言も。そんな真野ちゃんの姿に、みんな思わず大爆笑となった。

トークコーナーに続いては、再びライヴ。Berryz工房のDVD『2007 桜満開 Berryz工房ライブ ~この感動は二度とない瞬間である!~』を観ていて印象に残っていた曲として、“ももち”こと嗣永桃子がソロで歌った「恋はひっぱりだこ」を、このANNEXイベントのためだけに披露。「バンザイ ~人生はめっちゃワンダッホーッ!~」では、客席への煽りも入って、熱い声援が飛び交う。

ラストソングは「私が一番大切にしている曲。そんなに回数は歌いたくないんですけど、こういう大事な日には歌いたい曲です。」と、13枚目のシングル曲だった「My Days for You」。真野ちゃんは、うっすらと涙を浮かべながら<いつも見ててくれて ありがとう / 支えてくれていて ありがとう>と、誕生日に駆けつけてくれた、大切なマノフレへの感謝の気持ちいっぱいに歌い上げた。

「今年もマノフレのみんなとステキな誕生日を過ごすことができました! 21歳になった自覚はまだないですけど、冷静に考えて行動できるようになれたらと思っています! みなさんに元気や笑顔や幸せをあげられるようにこれからもがんばります!」── 真野恵里菜(イベント終了後のコメント)

真野恵里菜は、4月28日から公開となる映画『わが母の記』に出演。また、半年以上前から制作に入っていたという4冊目の写真集を5月23日に発売する。そして6月からは<真野恵里菜コンサートツアー2012 ~DATE~>が開催される。

誕生日イベント終了後。会場のTOKYO FM HALLを出ると、少しだけ優しい雨音で、やっぱり雨は降り続いていた。

【ライヴ情報】
6月09日 大阪・メルパルクホール
6月16日 東京・渋谷公会堂
6月23日 神奈川・ハーモニーホール座間(追加公演)

text and photo by ytsuji a.k.a編集部(つ)
◆真野恵里菜 オフィシャルサイト
◆かわいこちゃんねる
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