サンタラ、約一年ぶりの渋谷B.Y.G、何かが変わり大切なものは残る

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4月14日(土)、約一年振りの渋谷B.Y.Gでのサンタラのライブ。2011年は、震災直後で多くの人の心が今よりも揺れていた時期。一年が過ぎ変わらないことも多いけれど、「人との繋がり」は、とても強くなったと感じる。そして今日、再びサンタラを聴く。

◆サンタラ画像

会場は、自分の場所を探すのが大変なくらいの人。きっと誰もが何かを求めてここに来ている。そんな何かが、今日ここにあるんだろうな。19:00スタート。朝と夜を意識させる歌詞の曲から。

MCでは、新しい曲をやりますと。ライブは、新しく産まれた曲たちのデビューの場。続いて、<お金で買えるものは 何も欲しくない>という言葉。そんな言葉に、ふと胸を突かれる。「それに、ちゃんと気づいてるの?」と聞かれると「たぶんまだ」と答えるしかない。だって、人は一生気づき続ける生き物だから。あぁ、言い訳だけど。

久しぶりに出逢った彼らは、何かが変わったようでまるで変わっていないよう。不思議発言をするキョウコの魅力に触れると、なんだか嬉しくなる。そして、それをフォローしつつ巻き込まれる砂田の存在がとても貴重。きっと、ものを創るってこんな部分が必要なんだなって。春っぽい曲で一部を締める。

夢の国を歌う曲から始まった二部。じっくりと聴かせてくれる。少しポジティブだけど、悲しい言葉が並ぶ。MCでは、キョウコが時間の話を。時間は真っ直ぐに伸びるものではなく、放射線状に広がるもの、というようなことを(この表現で合っているかしら?)。加速するキョウコワールドに、急ぎすぎてる心のスピードが緩む。感謝。

そして、今の私とは考え方が違う若い頃の私、と言って歌った曲。違っている部分、そうでない部分、きっと答えは曲のなかにある。それを伝えられるのが音楽。

あっという間の本編、アンコールへ。しっとりと「密会」。「久しぶりのライブで楽しかった」と言って、ラストはあの曲。<もうすぐ雨は止むでしょう>という歌詞は、まるでこの日の天気のようだ。ライブハウスを出たら、雨は上がっていた。

[寄稿] 伊藤 緑:http://www.midoriito.jp/

<LIVE2012「Perfect Happiness」>
2012年5月19日(土)札幌リボルバー
2012年5月20日(日)芦別DYLAN
2012年6月23日(土)博多Dreamboat
2012年6月24日(日)広島Live Juke
2012年7月7日(土)下北沢440
2012年7月21日(土)名古屋TOKUZO
2012年7月22日(日)金沢もっきりや
2012年9月22日(日)京都磔磔

<東京うたの日コンサート>
2012年6月16日(土)
出演:遠藤賢司、向井秀徳アコースティック&エレクトリック、サンタラ、竹原ピストル、BYG BLUES BAND(島袋優、上地等、山本隆太、高橋"Jr."知治、BBhorns,Anton) and more
http://tokyoutanohi.blog95.fc2.com/

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