ビーチ・ボーイズ、再結成アルバムはまっさらの新曲ばかり

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ブルース・ジョンストンは6月5日のリリース作品は『サンフラワー』を思い出させるという。再結成ツアーについては「これは特別なツアーで、これっきりだよ」と語っている。

ビーチ・ボーイズの再結成アルバムはブルース・ジョンストンによると6月5日の発売に向けてミックス段階に入っているという。

「まったくの新作だよ。ブライアン(・ウィルソン)もたくさん参加している。パッチワークみたいな作品じゃないんだ。『さあみんな自分の歌を持ち寄ってくれ』みたいな作品じゃない。ブライアンも、マイク(・ラヴ)もちゃんと入っているしね。二人がいまだに一緒に曲を書いているって知るだけでも素晴らしいよ」

1stシングルの「ザッツ・ホワイ・ゴッド・メイド・ザ・レディオ」をアルバム・タイトルにすることが論議されていたが、長すぎるため別のアイデアを検討中だ。アル・ジャーディン、ウィルソン、ラヴ、デイヴィッド・マークスがアルバムと4月24日にツーソンでスタートするツアーに参加している。亡きカール・ウィルソンのボーカルがジャーディンの書いた「ウェイヴス・オブ・ラヴ」に使われている。ブライアン・ウィルソンも「小さな組曲」を書いたという。

音楽はジョンストンに『サンフラワー』を思い出させる。「あれは僕たちのいちばん売れなかったアルバムのひとつかもしれない。だけどいくつかの歌は驚異的なんだ。このアルバムにはあらゆるものの要素があるって気がする。もう今はEMIキャピトルもいないから『ヒットを出さなきゃ!なあ、これはヒットするのか?』なんてパラノイドにならないで済む。レコード会社は作品を聞いても『わあ、かなりいいね!』って感じだよ」

ジョンストンは「シー・ビリーヴス・イン・ラヴ・アゲイン」という曲を書いた。「僕たちが1985年にレコーディングしたものの中から取ってきて、削ぎ落としたり、ソフトにしたりしてついに完成させたんだ。アルバムに入るかどうかまったくわからないよ。レーベルが曲を選んでいるからね」。グループは「ドゥ・イット・アゲイン」のニュー・バージョンもレコーディングしている。

ビーチ・ボーイズはツアーに出る準備中だが、ジョンストンは再結成がついに実現したことに驚いているという。「これが起こるとは夢にも思っていなかった。『不可能』って言葉を再定義するようなものだと思ってたよ。ロックンロールの世界で50年のマイルストーンを築くのはすごいことさ。トニー・ベネットやBBキング、ローリング・ストーンズと同じようにそれを祝うことになるなんて。それが再結成の弾みになったと思うよ」

ビーチ・ボーイズはすでに北米、ドイツ、日本での公演が決まっている。だが、再結成は永遠のものではないようだ。「これは特別なツアーで、これっきりだよ。ブライアンはツアーが好きじゃないから。僕やマイクは大好きだけど。だけど、このツアーはブライアンにとっても、他の僕たちにとっても楽しいものになるはずさ」

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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